菊地清明の発言 (外務委員会)
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○政府委員(菊地清明君) 仰せのとおり、この米州開発銀行というのはきわめて地域性が強いといいますか、域内の独立性といいますか、リージョナリズムの性格が非常に強いわけでございます。それに加えまして、米州大陸の経済大国であります米国が参加してきおったわけですが、従来、米国はこの米州開発銀行の協定上は投票権の三四・五%以上のものを持っておりまして、つまりこれだけの投票権を持っているということは、それだけの資金供給を行っているということでございます。
この米州開発銀行には通常業務基金というのと特別業務基金というのがございますが、前の方の通常基金の方では米国のシェアが四〇%を超えておりますし、特別業務基金の方は七一・二%ということになっております。したがいまして、米国の発言権が大きいと同時に、資金協力の範囲も非常に大きかったというふうに見るわけでございます。今回も、米国は自国だけではラ米内の資金需要というのは賄わないということでございまして、域外国の加盟を積極的に歓迎するということをやっております。ですから、米国としても資金の確保といいますか、米州開発銀行が適切に運営されるということに関しては、発言権もございますが、同時に義務も履行しているというふうに見るべきではないかと思います。