斉藤正男の発言 (運輸委員会)
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○斉藤(正)委員 そうすると、やはりきわめて重大な問題を含んでいて、この程度の、事故とは言えないと思いますけれども車両破損で済んだことはきわめて運がよかった。最悪の場合には大変な事態も想像できるということになると思うわけでございます。私は国鉄浜松工場の近くに住んでおりまして、ときどき浜松工場の見学もさせていただいております。きわめて精巧な機械を使って、場合によっては放射線等も使って、特に車軸、車輪、タイヤさらに台座の検査等をやっておられます。にもかかわらず、台帳に新幹線のたとえば台座なら台座の登録がしてあるわけでありますが、博多工場ができた今日はいざ知らず、博多工場が開業しない前にこの新幹線の台座がどこへ行ったかわからぬ、どの「こだま」のどの車両に使われているのか、どの「ひかり」のどの車両に使われているのかわからぬ、行方不明だという事件があった。これはそんなことありません、ちゃんとしていますと言ったってだめですよ。それは当時国会で質問するしないでがたがたした問題ですから。過去のことですから私はいま言うわけですけれども、そういうことすらあったのです。きわめて重要な部門ですから、これは一大事だということで国鉄当局もその台座を探し求めて戸籍は明らかになったようでありますけれども、それほどまでに神経を使っていても、それは車両の主要構造部門のことだからということでやった。しかし正直言って屋根が飛ぶなんということはお互い想像もしなかったことだと思うのだけれども、不幸にしてそれが出たわけです。この車両は、解説記事を読んでみますと「三次車と呼ばれ、四十年四月製造、新幹線車両としては古い。上屋根が壊れた事故はこれまでにも四問起きており、今回の事故は金属の強度に原因があるのか、たまたま起きた特殊な事故なのか、さらに詳しく調査したいとしている。しかし走行キロ九十万キロごとに行っている全車両についての全般検査を臨時に実施するのは難しい、といっている。」やはりこれはローテーションがあって、工場の、何と言うのですか私はわかりませんが、ノルマとぴったり合わせてやっているわけですね。したがって、この三次車両が何百両あるか私は知りませんけれども、これが初めてではなくて四回目の屋根の剥離だということになりますれば、やはり人間の体で言っても五臓六腑だけを検査していてもだめだ、目の検査も鼻の検査も耳の検査もしなければならぬということでございますから、やはり老朽車両については決断をしなければならない時期にも来ているのではないかと思います。一体、一〇〇%安全を期する意味でこうしたいわゆる主要部分でないと言われる屋根等の点検等について何か別なことをお考えになっているのか、それとももう払い下げだ、スクラップだとお考えになるのか、いかがでございましょう。