猪瀬節雄の発言 (社会労働委員会)
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○猪瀬説明員 御指摘のように、商社というものが単に物品の販売業を営むだけでなしに、言うなれば原子力発電からインスタントラーメンと言われるほどの取り扱い商品を、多種のものを扱っております。それと同時に、あるいは海外における開発輸入、あるいはメーカーを子会社に持っての投融資というような、その業務内容がきわめて複雑多岐でございますので、これを総合的に把握することはなかなか困難でございます。また、先生御指摘のように、商社も信用によって業務が維持されている面がございまして、一たん信用不安に陥った場合のその影響がきわめて大きい点は御指摘のとおりでございますので、私ども大蔵省といたしましても、今回の安宅問題をきっかけといたしまして、従来のように、大きな商社はつぶれないのだというような固定観念、あるいはあそこはかたいからというような固定観念から安易な貸し出しをやっていた点は、今回の安宅問題について銀行に反省を求めるべきであるということできつく反省を求めております。
また、商社につきましては、一つの商社にある銀行が大口で貸し出しを偏るというようなことに相なりますと、その商社が一たん危なくなった場合の影響というものはきわめて大きな点がございますので、大口融資規制ということで、資本金の一定割合しかそこに貸し出しを認めないというような指導をいたしております。
いずれにしましても今回の安宅問題を契機といたしまして、商社に対する金融につきましてはその情報活動の機能の充実と審査体制の能力の拡充というところで、今後二度と起こることのないように十分に指導してまいりたいと思っております。