近藤鉄雄の発言 (内閣委員会)
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○近藤委員 昨日、参議院におきまして沖繩地籍明確化に関する法律が通ったようでございます。当委員会でもわれわれ議論いたしまして参議院に送ったわけでございますが、いろいろ伝え聞くところによりますと、途中でいろいろな問題があったようでございますけれども、無事昨日通りましたことに対しまして、大変御苦労されました三原防衛庁長官並びに防衛庁、施設庁、沖繩開発庁の皆さんに御苦労を心から謝すると同時に、この法案に基づいて沖繩の地籍が明確になり、そしてあえて申しますが、沖繩の基地が住民の理解と協力のもとに安定的に使用されるようにさらに一層の御努力をお願いいたしたいと思います。
国家の安全保障、防衛というのは私たち政治家にとって取り上げなければならない最も重大な問題の一つであると思いますが、三原長官はかつて防衛政務次官をされたり内閣委員長をおやりになったり、その他いろいろな機会にこの防衛の問題について非常に努力してこられた方でございます。この三原先生を防衛庁長官に持ったことを私たちは心からうれしく思うわけでございますが、長官として十分識見を発揮されて所要の責任を果たされることをお願い申し上げる次第でございます。
特に、最近いろいろ日本をめぐる周辺の状況、また世界の状況が大きく動いておりますし、実は私たち大変な関心を持っております日ソ漁業交渉におきましても、一時は何とか妥協がついたように思っておったわけでございますが、けさの新聞によりますと、これもまた急遽向こうの出方で暗礁に乗り上げたというようなことが報ぜられております。こういう日ソ漁業交渉なども見て、国民の一部だとは思いますが、やはり武力がない外交というものはしょせんこんなことしかできないんだ、領土問題一つ解決するにいたしましても、日本はもっともっと防衛力、武力を強化していかなければならない、こういうような激しい議論も実は国民の中に起こりつつあるのが現状でございます。こういう国民的な感情の高まりの中で、あえてまず最初に防衛庁長官にお伺いしたいわけでございますが、一体三原長官はどういうような所信で、どのような態度で職務に処していかれようとされるのか、御意見を承っておきたいと思います。