馬場昇の発言 (農林水産委員会)
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○馬場(昇)委員 後で具体的に問題点を指摘したいのですけれども、いまの話を聞いただけでも、基本的な問題というのはまだほとんど解決をしていない、調査も終わっていない。そういう段階で、先ほどの答弁によりますと、本年度後半に着工したいんだ、こんなでたらめな話はないと思う。
そこで政務次官、先ほどあなたは、新しい二百海里時代で沿岸漁業の振興は全力を挙げてやらなければならない、こういうことをおっしゃったわけでございますか、ここは漁場をつぶすわけです。それで農地をつくる。もちろん酪農を振興しなければならないという点は私はわかるのですよ。ところが、現在あるりっぱな、全国的にも有数な漁場をつぶしてそこに酪農を振興しなければならないのか。そのマイナスとプラスの兼ね合いですね。酪農はそういうりっぱな漁場をつぶさないでほかのところにやってしかるべきじゃ、ないか、これが日本のすべての農畜産物、水産物の生産を向上し、食糧自給を高めることになるわけでございますが、この計画を一言で言いますと、これは高度経済成長政策の遺物だ、私はそう思うのですよ。そうして、こういう安定成長時代、食糧危機時代というときにあっては、水産物の漁場をつぶしながら酪農をするということをやっちゃいかぬ。酪農は、現在ある漁場なんかつぶさないで別にやるべきじゃないか。これは明らかに高度経済成長政策時代の遺物だ。そういう考え方の延長の上にこの工事は立っておると私は思うのですけれども、少なくともこの事業は、沿岸漁業を振興するといういま最も重要な二百海里時代の政策と反する、阻害をする、こういうぐあいに思うのですが、次官、どうですか。