馬場昇の発言 (農林水産委員会)

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○馬場(昇)委員 私は住民から聞きましたが、いま公開するとおっしゃったから安心したのですけれども、どれだけ尋ねていってもある資料を出さない。それで、住民が非常に不満を持っておりますから、ひとつその点よろしくお願いしたいと思うのです。
 次に、環境庁に聞きたいのですけれども、あそこの諫早湾の干潟というところは全国有数の水鳥の渡来地になっておるわけでございます。カモとかシギとかがたくさん渡来してくるわけでございます。そしてまた、全国的にも珍しいところのツクシガモとかあるいはダイシャクシギとか、こういうものが多く渡来して、あそこで越冬する、こういうところでございます。あそこを締め切りましたら、こういう鳥類というのがどうなるのか。これは当然すめなくなってくる。この影響について環境庁はどのような判断をなさっておるのかということが第一点です。
 第二点は、御承知のように有明海というのはカドミウム汚染でものすごい問題になったことがございます。それから昭和四十八年、第三水俣病事件であれだけ大混乱を起こしたことは御承知のとおりでございます。ここで十年間工事をするわけでございますから、工事によって、または潮流の変化によって、現在深いところに眠っているそういうカドミウムとかあるいは水銀とかを目覚めさせてここから公害を起こす可能性は十分ある。この辺について検討なさっておるのか、あるいはこのことについて環境庁はどう対処しようとしているのかお聞きしておきたいと思います。
 それから環境庁に基本的な問題についてお尋ねしておきたいのですけれども、自然保護憲章に「開発は総合的な配慮のもとで慎重に進められなければならない。それはいかなる理由による場合でも、自然環境の保全に優先するものではない。」とはっきり書かれております。これをこの諌早湾の埋め立てに守るのかどうかということをきちんと環境庁に聞いておきたいと思います。海というのは決してあいている空間ではないわけですから、人間の生活の母体ですから、そういうことを含めまして、この自然保護憲章を守るのかどうかということを聞いておきたいのです。
 それから、これは政務次官に聞きたいのですけれども、地域開発の主体は、先ほどから言っておりますように、あくまでも地域住民であります。これは先ほども答弁があったのですけれども、重なるようでございますけれども、地域住民の納得しないような行動は絶対しない、こういう原則を守っていただくかどうか、こういうことでございます。この辺についてまず答弁いただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 馬場昇

speaker_id: 10581

日付: 1977-05-19

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会