馬場昇の発言 (農林水産委員会)
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○馬場(昇)委員 いま環境庁から聞いたのですけれども、これだけ長い期間調査もし、研究もし、問題になっておるのです。反対運動もあるわけです。それに、環境庁が悪いのか、農林省が悪いのか知りませんけれども、少なくともまだ環境庁は、公有水面埋め立ての問題について問い合わせがないから何も行動を起こしていない。これは、環境庁としてはこういう問題があることは御存じですから、自主的、自発的にやるべきじゃなかろうか、こうも思いますし、また農林省としても、こういうことをやるのだから、環境庁と連絡をとりながら、当然事前にそういう調査、研究も環境庁と協力しながらやるべきだ。全くその面について何も行われていないということは怠慢以外の何物でもないと思うのですよ。そういう点についてはぜひ環境庁と、公有水面埋め立ての意見を聞く云々の前に、先ほどから言っておりますような自然あるいは公害、ものすごい影響があるのですから、いま直ちに相談をしながらやっていただきたいということを申し上げておきたいのです。それについても答弁を求めたいと思うのです。
そこで、これは杞憂かもしれませんが、この諌早湾の埋め立ての工事の計画を私ずっと調べてみました。これはもう二転三転四転五転していますね。こういうことで、この開発というのは、さっき農地をつくるとおっしゃいましたが、都市用水の確保ということも言われましたが、工業用水の確保、これが大体主じゃないか、こう批判されるような動きもまたあったわけでございます。これが第一義の問題だ。七百ヘクタールぐらいの工業用地をつくりたいんだ、こういうようなことを言う人もおりますし、さらにここを埋め立てたところから土を持ってきて、そこに石油コンビナートをつくるのだ、そういう計画がねらいではないか、こういうようなことを言っておるんもおるわけでございますし、また最近に至っては、「むつ」の問題につきまして、長崎県が「むつ」を受け入れる条件に新幹線がどうの何がどうのと言っておる、その中に、「むつ」を受け入れるかわりにこの諌早湾の干拓工事を国が一生懸命やってくれ、こういう取引の材料に使っているのじゃないか、こういう批判さえもあるわけでございます。そういう問題につきましてもいろいろ住民は批判も持っているし、心配も持っているわけでございますので、そういう点についてのはっきりした基本的な姿勢についてお尋ねをしておきたいと思います。