加藤陸奥雄の発言 (文教委員会入試問題に関する小委員会)
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○加藤参考人 いまの科目のお話ですが、ごもっともだと思います。私どももやはりその趣旨でやらなければならぬと考えております。
で、問題でございますのは、いまの論文なり小論文なり、そういう表現力だけではなしに、表現の形それ自体がいま問題になっているという点は、お互いに大学側も、小、中、高の教育者全体が考えなくてはいかぬのだと思っております。そういう線でその考え方が出てきている。
ただ、私、わざわざ小論文というふうな表現を使わしていただいたのですが、長い論文などというものは、いまの時代は、すぐさま書かすのはとても大変なことなので、そういう意味で小論文というような表現も出てきているわけですが、それで、むしろもっと大事な点は、科目についての、学力試験についての高度なものを出したために高等学校をゆがめるというようなことがあってはならぬ、そこは妥当な程度にすべきだという点は、私どもお互い自重自戒すべきだというように考えておるわけです。
あともう一つ、いまの小論文というようなことに関連して、科目が、これは私、まだ推測で、具体的に各大学の考えている中身までは突っ込んではわかりませんが、科目を増しているというところ、増すのではなしに少し多いという意味ですね、多いという中には、あるいは国語というものを一次試験でやるのにまた課したというような大学がもしあるとすると、場合によっては、その大学では国語という科名においていまの小論文的なことを考えている、そういう大学もあり得るのではないかという、ふうに考えるわけです。その点で、いまの負担という面とは別の、質を考えている面の科目数ということの配慮をしている大学もあるのではないかというふうに考えておりまして、この点も各大学では、実は私が申しましたのはそういう話題が出ておりますので、それが表の上では純粋の科目数というふうに出てきている。そこの問題もあろうかというふうに考えております。いずれにしても、いまお話しいただきたました趣旨につきましては十分生かすように私どもも考えなくてはいかぬかと思っております。
それから、施設についてはおっしゃるとおりでございまして、私ども原案を文部省側に、入試センターかくあるべしということを求めているわけですが、削られた部分もございます。今後やはりそれを加えていただきまして、たとえば研究部なりももう少し大きいのを考えております。これは予算行使ということで、年次として文部省としても対処してくれるであろうという期待を私どもは持っております。それから事務関係のも、やはり部がそれぞれに独立した、事業部なり管理部なり一つの部をつくって明確にしませんと、実際上の仕事にはスムーズにいかない面がございますが、これは五十四年から実施でございますから、五十三年の予算の一つの前段階として、文部省なり大蔵省が処置をしてくださったのだという理解をしておりますが、私どもそれについては、もしこれをちゃんとやるのならば、これでなければできないという点は今後主張していきますし、お願いしていこうかというふうに考えておるわけでございます。