加藤陸奥雄の発言 (文教委員会入試問題に関する小委員会)

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○加藤参考人 いま大学局長のお話でその経緯はよくわかりました。
 センターは、お話ございましたように国立大学の共同利用機関でございます。そういう意味で国立大学の統一された意見がそこに反映されなければならないということは私どもは堅持していきたいわけでございます。そういうことで、研究部門を今度も考えていただいておりますが、その点、私どもが考えておるよりはもう少し拡充していただかなければならぬ。先ほど池田先生のお話もございましたように、今後ともやっていく必要がございますから、当面は、当然のことでございますけれども、共通一次方式というものについても実施しつつ、今後また改良を加えていくということは当然一つの研究題目であり得るわけですが、それと関連しまして、やはり前回も御指摘いただきましたような大学における入学試験制度そのもの自体が研究項目になることは当然だと私は思うのでございます。その中に、いまお話しいただきました抽せん制云々のことも、これは従来ともこういう話題は出ておるわけですから、当然今後の問題として研究課題になり得ることは考えられることだと私は思っております。これは、発足してからその研究部で取り上げながら、基本的な問題も研究しながら進めていくべき性質のものかと思っております。
 これに関連しまして、国立大学の共同利用機関であるということと同時に、センター自体の一つの研究体制をとることは当然でありますが、一方、国立大学協会そのものが、この試験、この研究が終わった段階で完全に空白になるということであってはならないと思います。そういったことから、この入試センターが発足いたしますと、入試改善調査委員会という国大協にあるこの委員会は当然のことながら解消されるわけでございます。しかし、国大協として入試問題は当然に問題としていくわけでございますので、第二常置委員会が入試改善調査委員会の性格を受け継ぐということをこの間理事会で決定いたしました。ですから、将来、このセンターで盛んな研究が行われますが、共同利用機関であるという性格を十分に生かすためには、同時に国大協で第二常置委員会でその問題が議論されておるわけでございますので、それとの連携も保ちながら共同利用機関であるという性質を堅持する態度を将来ともとっていく必要があるというふうに考えております。
 これに関連しまして、山原先生から、共通一次を前提として研究してきたのではないか、それ以外の全般的なことでなしに、これが最初から決まってきたのではないかというお話でございますが、実は、私ども、これは前回も御報告いたしたかと存じておりますが、この報告書として出てまいりましたのは明らかに共通一次というものを前提とした意味の報告書になっておりますが、この研究に取り組む前段階、七年間にわたってやってきたということを申し上げておりましたが、その全般については報告書という正式なものはございませんけれども、入試問題はどういう形式で、現状で問題になっているのをどう改善したらいいかということは議論が進められまして、いろいろな方式、各大学が自由にやったらよろしいとかあるいは一斉試験をやったらいいとか、そんなことも踏まえながらやってきたあげくに、やはりこの方式がよろしかろうという事が成って、この入試改善調査委員会あるいはその前段階として特別委員会がつくられたという経緯がございました。ですから、そういう特別委員会をつくった、あるいは入試改善調査委員会をつくったという段階に来る途中においていろいろな入試のあり方を考えてきて、この委員会がつくられてからは、おっしゃるように明らかに共通一次というものを実際上実施できるものか、あるいは高等学校と教育との関係もどうなってくるであろうかということの研究を進めてきたということでございます。

発言情報

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発言者: 加藤陸奥雄

speaker_id: 23456

日付: 1977-04-22

院: 衆議院

会議名: 文教委員会入試問題に関する小委員会