鳩山威一郎の発言 (本会議)
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○国務大臣(鳩山威一郎君) 若干の補足をさしていただきます。
第一条の関係におきまして、二月二十四日の閣僚会議決定を承認したのではないかというお話であります。
また、八条におきまして、日ソ双方の立場ないし見解を害するものでないということであるから、ソ連側の立場も害さないことではないか、こういうお話でございます。
閣僚会議の決定を認めざるを得なかったことは、ソ連が現実に北方四島におきまして施政を行っておるということを認めざるを得なかったわけでありますが、それから来るところの領土問題、この点につきましては、交渉の経過から見まして、いささかも北方領土につきまして後退をしたことはないということを明白に申し上げたいと思います。
ただ、双方の立場、日本の立場だけは害されないが、先方の立場を害するというような表現はとれない、したがいましてこのような表現になっておりますが、議論の経過からいきまして、領土問題が未解決であるということを、この点を日本の立場として、これを害されないということは明らかであります。しかしながら、問題はやはり領土問題に起因することは明らかでありますので、との領土問題の解決のために、腰を据えて交渉に入りたい、このように思っております。
スケジュールを示せということでございますが、ただいまスケジュールまでは決めていないわけでありますけれども、私自身、なるべく早い機会に訪ソいたしまして、グロムイコ外相との間に、平和条約の締結につきまして交渉いたしたい、このように考えております。
また、農林大臣からも申し上げましたが、拿捕事件がまた発生いたしておりますことは大変遺憾でありますが、ソ連政府に対しまして、この事情調査方を厳重に要求しておりまして、また、釈放につきましても依頼をしてあるところでございます。この点につきまして、まだ明確な返答は得ておりません。しかし、政府といたしまして、この拿捕漁民の釈放につきましては万全の措置をとっておるのでございます。
以上、お答え申し上げます。(拍手)
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