福田一の発言 (ロッキード問題に関する調査特別委員会)
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○国務大臣(福田一君) 私の承知いたしておりますところでは、SECその他におきまして、この種の事件が起きるというのは多国籍企業が過当競争をすることによって起きるのであるが、しかしこれは必ずしもアメリカだけが多国籍企業を持っておるわけではないので、そういう意味合いで、多国籍企業というものをどういうふうに取り締まったらこの種の問題が起きないようにすることができるかというような意味合いにおいて、法制をつくるつくらないの前段階でありますけれども、調査に着手されておるということであります。私はこれはごもっともなことだと思うのでありまして、したがいまして、そういうような調査が行われつつあるという段階でございますから、法務省といたしましては、来月早々に政務次官をアメリカ、欧州に派遣をいたしまして、そうしてこの種の問題をどのように調査をいたしておるか、将来どのような考え方でこの問題の解決に当たろとしておるかというようなことを一応視察、調査をさせることにいたしまして、ただいま準備をいたしておる段階でございます。われわれといたしましても、この種の問題が将来起きないようにするためには、いまアメリカにおいてこの種の問題について調査をされておることには重大な関心を持ち、われわれとしても、できるならば、少なくとも先進国の間において、多国籍企業を持つ先進国の間において一つの条約でもできれば非常に効力があるのではないか、また、自由経済ということもさることながら、しかしそれの過当競争による弊害を防止するという意味で、この種の問題を今後お互いに研究するという、また研究した上で何らかの結論を出して取り決めをするということができれば幸いであると私は考えておる次第でございます。