久保亘の発言 (ロッキード問題に関する調査特別委員会)
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○久保亘君 大変おかしな話じゃないですか。これ、一般的な脱税という、一般的な税務調査、そういう理解に立っておられるとすれば、この事件の本質、それからこの事件の解明に取り組んでこられた政府の姿勢として大変問題が残ると思います。そういうものじゃないでしょう。これは、いろいろな職務権限の問題とか時効の問題とかあって、賄賂として立件できなかったけれども、政治的道義的責任がある問題だとして国会が明らかにした問題であり、それとかかわっているその十三人の人たちの問題なのです。だから、この問題については、しかもこれは明確にあなた方お調べになれば、所得の申告はされてないはずですよ。だから、所得の申告はされていないのであれば、時効の停止措置をとっていない限り、その時効に至るまでこの問題を放置しておったということは、国税当局がこの問題に対して非常にいいかげんな対処をしてきたと言われても仕方がないんじゃないですか。もし国税当局が、脱税として、しかも大変動機がよろしくない、こういう事件にかかわった者の脱税としてこれを課税すべきであるという意思を持つならば、検察当局にその氏名の報告を求めれば、その報告は受けられたんじゃないですか。私は、いま安原前刑事局長の発言を取り消されたんですが、安原刑事局長が公式の場で国税当局に通知をしましたと言われたことは、通知することについては別に法務当局としてそのことに支障を感じなかったからこそ、あれだけ慎重な答弁をされてきた人が、通知をしましたと答えられておるんですよ。法律の専門家が、それでこの取り調べの、この事件解明の責任者だった人が、国税当局に通知していけない問題ならば、そのときにそういう答弁が出てくるはずはない。事務的にやっていなかった、やっておったという問題の錯誤はあるかもしれません。しかし、やっていいかどうかという問題の錯誤は起こるべきはずがない。だから国税当局が、このことについてはサボタージュをやってきたということになりませんか。一般の納税者である国民の側からすると、こんなに差別をされた腹立たしい思いをすることはないと思うのですよ。すでに時効になっているんじゃないですか。あの事件の経過から見て、いまからそれじゃこれ、調べ上げて、そうして課税の処置をするという意思を国税庁は持っておられるのですか。そうしてそのことをやっておられるのですか。