鈴木善幸の発言 (外務委員会)
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○国務大臣(鈴木善幸君) 私は川村さんが御指摘になりましたように、漁業資源だけでなしに、この海洋に対する二百海里の沿岸国の主権的権利を行使しようということは、一つの資源ナショナリズムのあらわれでもあると思います。私は先ほど来率直に、行き過ぎたこれら開発途上国の沿岸におけるわが国漁船の過度の漁獲、乱獲等につきましては、この際深刻に反省をしなければならないということを申し上げたわけでありますが、一面におきまして、ほかの海底の資源等と違いまして、水産資源というのはとらないからといってそれだけふえるものではない、やはり適正な漁獲をやる、また保存の措置を講ずる、こういうことで人類全体の食糧問題に貢献できるものだと、このように考えております。二百海里というなわ張りを張って、自分もとらない、人にもとらせない、そして魚は世代交代をしていくと、こういうようなことでは、私は人類共有の財産、貴重な食糧資源というものを本当に活用するゆえんではない、このように考えます。
そういうようなことで、今後沿岸国との協調また技術協力その他を通じまして十分相協力をし、その理解の上に立って適正な漁獲量を上げて、再生産を十分確保するような措置を講じながら人類全体の食糧問題に貢献をしていくということが必要であろうかと、このように思うわけでございます。