石田博英の発言 (社会労働委員会)

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○国務大臣(石田博英君) 春闘の現在の認識は、いま内藤委員のおっしゃったとおり、私も終わったものとは思っておりません。なおまだ、労使の交渉が続いておるところがたくさんあるわけであります。しかし、大きなところは山を越したということができるだろうと思うのです。
 まず第一、民間の労使の間で現状を踏まえて非常に粘り強い交渉が行われて、大した混乱もなくて終わった。こういうことに対して、私は労使の努力に敬意を表したいと存じます。
 その額についての感想は、私が申し上げる立場じゃないと思うのであります。しかし、これからのことも考えますと、いま御指摘のこともさることながら、規模別の格差が広がっていくのじゃないかと、こういう心配をいたします。そこで、中小についての勤労者の諸君の条件向上に対して、やはり労働政策としての配慮が必要であろうと、こう思うわけであります。
 それから、しかしながらいろいろな議論があるとは言いながら、公労協が法律で禁止されております争議行為に入ったことは、きわめて遺憾に思う次第であります。
 それから、賃金決定の方式でございますが、私は、やはり公労委の場面で現在のような方法で進められ、最終的には仲裁裁定を実施するという方向が適当じゃないか。その間にあって、いろいろなことを私も耳にいたしておりますが、これはまあ陰のことでありますから、陰のことにしておいた方が適当じゃないかと、こう思います。しかし、それだけに雇用の拡充、失業の防止、あるいは物価の安定というものについての政府の責任を痛感をいたします。これらについて最大の努力を払って、勤労者諸君の福祉の増進、生活の安定に努めたいと、こう考えておる次第であります。

発言情報

speech_id: 108014410X00619770421_009

発言者: 石田博英

speaker_id: 12704

日付: 1977-04-21

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会