久保亘の発言 (文教委員会)
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○久保亘君 それでは少し具体的にいろいろなことをお尋ねしたいと思うんでありますが、まず、文教行政の推進に当たって、政治的ないわゆる中立、純粋の意味で教育を政争の外に置くという立場を貫くとすれば、文教行政を進める上では与党に対する政治的配慮よりも純粋な教育的配慮が絶対に優先をしなければならないし、そのために文教行政の頂点に立つ者は毅然たる態度を貫くことができるかどうかがその主張される文教行政に対する基本理念のあかしになるだろう、こう思うんであります。
私は、前にも申し上げたことがありますが、戦後の東大の総長でありました南原さんがかつてこういうことを言われております。それは、教育の政治的中立というのは時の政治権力、言ってみれば与党の政治権力の教育に対する圧力や介入から教育をどうして守るか、それが教育の政治的中立のまず一番重要なことであるという意味のことを述べられたことがあります。だから、そういう点について、私が申し上げましたように、与党に対する政治的な配慮よりも絶対に純粋に教育的な立場での配慮が優先をしなければならない。そのためには断固として文教行政の責任にある者はその基本理念を守り抜く決意が必要だ、その点については御同意がいただけるのでしょうか。