海部俊樹の発言 (文教委員会)

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○国務大臣(海部俊樹君) 私の理想としておりまする教師像というのは、目も心も子供の方に向けて教育に打ち込んでいてくださる人が私にとっては理想の教師像でありまして、そのことは、この間たまたまあるところで日教組の槇枝委員長とも対談する機会がございましたので……。私は、槇枝委員長の本を読んで非常に感銘した点が一つある。それは自分の教え子の中で国語はできても数学のできない子供があったときに、なぜ数学ができないだろうかということを、その子供の教育条件、家庭の環境、それから教師の立場で自分の教え方に悪い点があるんじゃなかろうか、あるいはもっと別の方法の教え方をしたら理解してくれるのじゃなかろうか。そんなこと等を常に真剣に考えながらその子供のことを考え、そしてできれば正規の授業が終わった後にも居残って、一生懸命落ちこぼれないように教えてやるのが教師としての責任だということを槇枝さん自身も書いていらっしゃっている。私はそういうことを本当に子供の方に目も心も向けて、いわゆる落ちこぼれとか落ちこぼしとかいうようなものがないように、公教育の段階で学問的には基礎的基本的なことを、人間的には人間性豊かな、心豊かな一人の人間としての資質を十分身につけてくださるように、そういうふうに子供に対して愛情と熱情を傾けてくださる先生が私にとってはすばらしい先生だと、こう理解をしております。

発言情報

speech_id: 108015077X00519770310_012

発言者: 海部俊樹

speaker_id: 5376

日付: 1977-03-10

院: 参議院

会議名: 文教委員会