粕谷茂の発言 (商工委員会)
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○粕谷委員 角田さんにちょっとお尋ねをいたします。
先ほどの御説明を聞いておりましたら、どうも私たちの業界はこの円高によって非常に苦しめられているのだ、ごもっともな話だと思います。そこで、今日的な問題として二百六十円台くらいで抑えていただければというようなことでございますが、私どもがしばしば報道機関で報ぜられている為替レートを見ておりますと、まだ騰勢は続くぞ、二百四十円台にいくんじゃなかろうか、こういうロンドン市況などのニュースが入ってくるわけですね。そういうことに対しての角田さんの業界としての展望をひとつお聞かせをいただきたい、こういうふうに思います。
それから、中山さんのお話、大変私ども素人としてはありがたい御説明をいただきまして、業界の苦しみというものはこういうところにあるのか、こういうようなことがわかりました。わかりましたが、ただ、私は与党の自民党ですが、政治はやはり厳正でなければならぬからこういう機会に申し上げますが、融資の問題、それから公共事業などの資材として買い上げるときは原価で買ってほしいとか、こういう価格支持制度みたいなことは諸法規からいってなかなかむずかしいだろうと私は思います。ただ、備蓄をやったらどうか、こういう御意見ですが、大変私はいいと思っているのです。いまエネルギーが不足してきたと言っているけれども、黒字を持っている日本が何も対策を持っていない。将来展望を持っていない、メジャーなんかは盛んに新しい開発をやったり備蓄を心がけているわけです。膨大な資金を使って。ですから、いま中山さんがおっしゃるように、形も変わらないし品質も変化しないのだ、だからやがて必要になるんだからこれを備蓄をすべきじゃないかという御意見は、私は非常に傾聴に値したのですが、そのことについて政府に、あるいはまた通産省でも結構ですが、申し入れたことがあるかどうか、これをひとつお聞かせをいただきたい、こう思います。
それから、安田さんに一つお尋ねしますが、安田さんの業界も大変軽金属業界と似通っておりますので、いろいろと同じような問題点があるようですけれども、きょうの新聞によりますと、高炉と平電炉の一体で米国向けの自主規制をやろうじゃないかということをきのう基礎産業局長に会見をして申し入れているというような記事が出ているのです。ところが、なかなか、その業界の中に、名前を言っていいかどうかわかりませんけれども、東京製鉄なんというのがあるんですね、これは一匹オオカミでなかなか言うことを聞かぬのじゃなかろうかというようなことが報道されておりますが、しかし、最近になって、社長は池谷さんというのですか、この人は自主規制をやってもいいじゃないかというようなことに変化してきているということがつけ加えられておりますが、業界内の調整というものがうまくいっているのかどうか、この辺もひとつお聞かせをいただきたいと思います。