馬場昇の発言 (商工委員会)

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○馬場(昇)委員 まあ風の影響を受けるから一概に言うことは困難というようなことを言われたわけですけれども、日本を取り巻く海というのは、この流出事故がありますとほとんど全部汚染されてしまう、そう言っても言い過ぎではないという方向に行くのではないかと思うのです。これはこの海流に乗って流れるとおっしゃるが、海流の流れを見ますとちゃんとわかるわけですから、日本を取り囲むようにして流れていくわけですから、そしてまた、日本だけではなしに、中国とかあるいは朝鮮とか、そういうところももちろん汚染されてしまうわけでございまして、まさに日本列島が油づけになってしまうのは当然だと思うのです。そういう心配がございます。
 そこで、まだほかに質問事項がたくさんあるのに時間がありませんけれども、私はいま水産問題からずっと議論をしたのですが、大臣、海洋汚染の、油の事故が起こった場合の重大さということから考えてみましても、日本のたとえば食糧事情にとってみても、日本の漁民の生活にとってみても、これは物すごく大変な問題で、片一方のメリットということから考えた場合に、いろいろここで議論されておると思うのですが、油がどれだけ出るのか出ないのかという問題がありますし、そのほかもあります。そしてまた日韓癒着というような問題もいろいろあって、私はきょうは水産関係の問題で、それに余り触れませんけれども、どう考えてみたって、何というか、これはメリットはない。
 そしてまた、世の中がこのように高度経済成長政策から安定成長に入ろうとしておるという時代に、何か高度経済成長政策の工業優先、農漁業を軽視するという政策を続けてきたわけですから、この協定が結ばれたときもそういう状態だったわけですから、やはり高度経済成長政策の工業優先、農業漁業を軽視するというその路線の上にこの開発協定は乗っているのだ、そうしか考えられないのです。私は、こういうことをやるべきじゃない、これは日本の将来にとって非常に重要なことだ、こういうぐあいに思うのです。だから、水かけ論になりますけれども、やはりこれは時期から考えてみても高度経済成長政策の路線に乗った一つの事業じゃありませんか。このことだけ、大臣、どう考えられますか。

発言情報

speech_id: 108204461X00819771115_041

発言者: 馬場昇

speaker_id: 10581

日付: 1977-11-15

院: 衆議院

会議名: 商工委員会