中村靖の発言 (文教委員会)
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○中村(靖)委員 先ほど冒頭に私触れましたように、福田総理のおっしゃる心と心の触れ合いというようなことから、私は、日本とASEANとの緊密な友好関係、友情関係を育てていく上におきまして、日本と各国との文化協定というものがやはりどうしても必要ではないかという気がしてならないのです。外務省の方でお聞きいたしますと、ASEAN五カ国のうちでわが国と文化協定をすでに結んでおる国はタイ国だけでございます。あとの四カ国は文化協定が全くございません。もちろん、両国に文化協定があるから文化交流、国際交流はすべてそれで十分だとは私決して思わないわけですけれども、少なくも心と心の触れ合いを本当に実践していく上におきましては、多少形式的になるかもしれませんが、まず文化協定をそれぞれの国が結び合うということは私はそう軽い意味のことではない、非常に重要なことだという気がするのです。長くなって恐縮ですけれども、日本とタイとの間の文化協定の第五条にこういう条項がございます。ちょっと読ましていただきます。第五条「両締約国は、いずれか一方の締約国において修学中に又は修学終了の際に大学その他の教育機関から与えられる学位及び資格証書並びに当該締約国において与えられるその他の資格証書が、修学上の目的のため、及び今後定める若干の場合においては職業上の目的のため、」と、ここに職業上の目的のため、というのか書いてあるのです。「他方の締約国においても同等の価値を認められるための方法及び条件を研究するものとする。」こういう条文が日本とタイとの間に締結されております文化協定の中に入っておるわけでございます。そういう意味でほかの国々とも、もちろんASEANだけではございませんけれども、特にいま私が問題として提起をいたしましたASEANのほかの四カ国との文化協定を外務省としてはどのようにお考えになっておられるか。早急に締結をする方がいいとお考えなのか、あるいはその必要がいまのところないというふうにお考えなのか、率直な御意見を伺わしていただければと思っております。