杉浦芳樹の発言 (文教委員会)

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○杉浦説明員 お答え申し上げます。
 中村先生御指摘のとおり、ただいまASEAN五カ国の中で日本との間に文化協定が締結されておりますのはタイのみでございます。しかしながら、昭和三十年にタイとの間に文化協定が結ばれてからも、タイのみならず、ASEANの重要性と、わが国にとっての歴史的あるいは地勢学的な重要性にかんがみまして、わが国といたしましてはこれらの五カ国との文化交流の実績の積み上げに努力してきておる次第でございます。ちなみに、外務省所管の特殊法人でございます文化交流実施機関の国際交流基金の実績を例にとりますと、アジア地域が北米と並びまして基金の発足以来最重点地域になっておりまして、五十一年度の実績を見ますと全体の二六%がアジア、しかもその六割に当たります一五%がASEAN五カ国に行っております。それから五十年度、五十一年度の実績、いずれをとりましてもASEAN五カ国はいずれも国別の実績の二十位以内にランクされておりまして、特にインドネシアとタイにつきましては、五十一年度におきましてはそれぞれ三位、四位と、アメリカ、フランスに次ぐ実績を上げておる次第でございまして、外務省といたしましては今後も、先生御指摘の、最近のASEANと日本との関係の高まりを踏まえましてこれらの国との文化交流の一層の積み上げを行っていきたい。先生がいみじくも指摘されましたように、文化協定がなくてもこのように実際に文化交流は行われておるわけでございますし、わが国にとって文化協定がなくても交流の促進はなされていくわけでございますが、先生の御指摘されました文化交流を促進するという意味で一つのポスチュアといいますか、姿勢として文化協定を結ぶことに意義があるのではないか。それはまさにわれわれも正論であると考えておりますが、文化協定を締結するに当たりましては、先方の都合もございますでしょうし、それからわが国の文化交流以外の面におきます全般の関係、関連も考えながらこの問題に対処したいと思っておりますけれども、御指摘の点は十分考慮させていただきまして十分な検討を今後加えさせていただきたい、そのように考えております。

発言情報

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発言者: 杉浦芳樹

speaker_id: 26276

日付: 1977-11-11

院: 衆議院

会議名: 文教委員会