中村靖の発言 (文教委員会)
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○中村(靖)委員 次に、いま非常に大きな問題になっております私立医大・歯科大学等の問題について若干お尋ねをしてまいりたいと思います。
私は、以前ある言語学者にお会いしましたときにこういうことを伺ったことがあるのです。最近はプロフェッショナルという言葉は非常に簡単によく使われる、たとえば日本でもプロ野球などということで、プロフェッショナルという言葉は非常にわれわれ通常使っておるわけですけれども、本来言語学的には、プロフェッショナルという言葉は医者と弁護士と神職のみにしか使われなかった言葉なんだということを聞いたことがあるのです。この学者の方に言わせますと、医者と弁護士と神職というのはみずからのことを顧みずに、もっぱら他人の幸せのために働く神聖な仕事である、本来そういう特別な扱いをして使う言葉なんだということでございました。ところがどうでしょうか、現在は金沢医大や愛知医大あるいは松本歯大を初めとして、私立医大・歯大の不正・不祥事件が次々に起こってきております。そして、私立医大・歯大に対する国民の不信感というものだけにとどまらずに、ひいてはお医者さんに対する不信感というものにまで発展をしかねまじき大きな社会問題になってきておると思います。
そこで、まず最初に文部大臣にお伺いをいたしたいわけでありますが、世間には、こんなに私立医大・歯大に問題が多いのなら、いっそのこと全部国公立の大学にしてしまったらどうかというような極端な意見すら聞かれるわけでございます。もちろん私はこの意見に賛成はいたしかねるわけでございますけれども、この際、医科・歯科教育を根本から考え直さなければならないとも思われますので、まず大臣の基本的なこの点についての考え方をお示し願いたいと思います。