海部俊樹の発言 (文教委員会)

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○海部国務大臣 御指摘になりましたように、医者の社会的に占める大きな職責と申しますか、あるいは社会に貢献度が高ければ高いほどそれには常に厳しいものが要求されるというお考え方は、私、全く同感でございます。
 なお、私立医科・歯科大学の一部に大変世の批判を受ける事件が起こっておることに関しまして、医者の養成を私立から国立にというような向きの御質問でございますが、きょうまで振り返ってみまして、医学部においては全定員の約四〇%と記憶しておりますが、私立大学が養成をしてまいりました。そしてそれらの人々が社会的にきわめて重要な貢献もされておるわけでありますから、医者の養成の仕組みそのものを直ちに根本から変えるということはございませんけれども、しかし、御指摘のように国立の方において医師の養成にもっと大きなウエートを占めるべきではないか、こういう御意見等に立って、数年前から全国の無医大県には国立の医科大学をつくって、医師養成は国立において、無医大県を解消しながらそこでウエートをふやしていこうという方針をとりまして、現在その政策の実行中であることも御承知のとおりでございます。たしか総計十二校になっておると記憶しております。
 なお、私立の医科大学につきましては、その経営を健全なものにするためにも、設置基準についていろいろ検討を加えまして、かつては一年間で審査しておったものを二年次審査に変えたり、あるいは設置資金について設置のときに必要とする基準を高めたり、また現在もそれらのことについては、健全な経営が行われますように基準を考えておるのであります。なお、国公立と私立の間には教育上の負担という問題がございますので、これにつきましては私立学校振興助成法の精神に基づきまして、私学の経営が健全になるようにできるだけの助成措置等も講じなければならないと、政策努力等も加えながらやっておるところでございます。

発言情報

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発言者: 海部俊樹

speaker_id: 5376

日付: 1977-11-11

院: 衆議院

会議名: 文教委員会