山原健二郎の発言 (文教委員会入試問題に関する小委員会)

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○山原小委員 関連して。これで大事なところへいま木島先生から質問になっていると思いますが、期日の問題とか、それから足切りの問題とか二次試験の問題、これはこの委員会でもずいぶん出た意見で、恐らくこの点の心配については一致すると思うのです。問題は、いま先生がおっしゃった壮大なる実験だという言葉ですね。これはまかり間違って壮大なる冒険になったら大変なことなんですね。もちろん理想的な万全のことはこういう改革の場合はできないと思います。しかしながらそれに近いような努力は絶対必要なんですね。そうしますと、いままで三回試行が行われておるわけですが、その三回の試行というものが、果たして高等学校の参考になるような分析がなされたり、また数の面から言っても学校数から言っても、また三回の試行テストを受けた生徒の態様から言いましても、果たして十分に参考になるようなものであったかどうかという点は検討しておく必要があると思うのですね。
 それから、今回行われる八万人規模の試行テストがありますね。これは国大協の御意見を伺いますと、いわゆるコンピューターのテストにかかわる問題である、こういうお話なんです。私は、いま木島先生がおっしゃったように、この八万人というものを、もっと人数をふやすとかいろいろなやり方があると思いますが、仮にふやさないとしても、この八万人のテストというものが、少なくとも五月に入試センターが発足して最初のテストなんですから、この八万人のテストというもの、十分この結果を分析して、その結果を高等学校側にも知らせ、あるいは各大学にも知らせて、大学関係者あるいは高校関係者の意見が集約をされていく、その中からいろんな問題点が出てくると思うのですね。したがって、この八万人テストというのは、いままで国大協が考えておったような機械のテストではなくて、もっと実質的なテストにしていいのじゃないか。それからもう一つは、入試センターができて最初のテストですから、もう一回、たとえば来年の八月とか、あるいは時期は別にしまして本格的なテスト試行というものをやってみる必要があるんじゃないか。そうして初めて、高校側の不安というものを解消する問題は何かという点も十分出てくるのじゃないかというふうに私は思うわけです。
 私は、今度の入試改革というのは非常に積極的な面を持っていますから、これは否定するものではありません。これを前進させていかなければならぬという点では皆さんと一致するわけですけれども、しかし、それを実際に実行するという段になると、かなり万全の対策を立てていかないと、次年度からはよくするといっても、最初の年度の子供たちかそのために犠牲になるということは許されないわけですね。そこいらを考えますと、いま先生の方は七十五点とおっしゃいましたけれども、やり方によったら五十点以下になるかもしれませんし、またやり方によっては百点に近くなるかもしれませんが、しかしそれはお互いに不安を持ったまま、これをそのまま実行に移していいのかという点を考えますと、われわれは教育の行政の面から考えまして、他の問題とは違いますので、そういう点からかなり慎重な態度をとって前進をさせていく。これをやめるとかあるいはこれをストップさすとか後退させるとかいうことでなくて、前進はさすのだけれども、それだけの万全の手だてですね。また入試センターの管理運営の問題もありましょうし、また機械はいまのいままでいいのか、機械ももっとふやさなければ短期間に処理できないというなら、もっと短期間に処理できれば期日を二月末へおくらすこともできるということかあれば、機械の購入についても、これは国会ですから、たとえば補正予算を組んで機械を入れるとかいうことをする。それだけのいわゆる国民的な合意といいますか、教育関係者全体のコンセンサスを得るための時間は必要じゃないかというふうに私は思っているわけですが、この点について、校長協会の立場から森先生の御意見、また進路指導協議会の事務局長をされております宗内先生の御意見、またこの点についてPTAの立場からも、それだけの準備と、できれば万全に近い体制をとってほしいという御意見があるのじゃないかと思いますが、三者の方の御意見を承りたいのです。

発言情報

speech_id: 108205098X00119771101_018

発言者: 山原健二郎

speaker_id: 21532

日付: 1977-11-01

院: 衆議院

会議名: 文教委員会入試問題に関する小委員会