石川要三の発言 (文教委員会入試問題に関する小委員会)

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○石川小委員 まず第一点に、報告でなく意思決定にすべきだというふうな御発言がありまして、その点については、その後の各位の意見にも、決議ですべきだというような意見も二、三あったようです。この点について、正直のところ私自身も率直にどちらがいいかということはよくわからない状態です。特に委員長がそこいらをどんなふうにお考えになっているかという点をちょっと聞きたい点もあるのですけれども、後ほど、もしその見解をいただければお聞きしたいと思うのです。いまかいつまんでの直観的な意見では、先ほどいろいろと各位の意見を聞いておりまして、この入試の改革に当たっては、具体的に一年延期をしたらどうだというような意見もございましたし、それからまた、人間の個性をこれから伸ばしていく教育のためにも、二段階の選抜というものの点についてはもう少し十分に考慮すべきではないかというふうな意見もあったようです。そんなようなことを考えてみて、現時点で果たして決議ということの方がいいか悪いか、私はその点ちょっと疑問に思うのですが、そこいらの、報告よりも決議の方が強制力があるというような見解もさっきございましたけれども、そこは具体的にどういうふうに違うものか。特にそこいらをめぐって委員長がどんなふうな御見解であるかということを聞きたいと思います。
 それから、中をずっと見まして、先般、この小委員長報告について委員長室でいろいろと意見交換があったわけですが、それからきょうに引き続かれたという、そういう継続の中でながめているのですけれども、そういう意味では大分まとまって、各意見が非常にうまくまとめられてきたというふうに直観的に感じているわけです。ですから、委員長報告という内容でこれを見てみますと、かなりよくまとまっているし、多少の表現の点につきましては、先生方の御意見のように直した方がいいという点も同感でありますけれども、私は、全般的にはかなりこれでいいのじゃないかというふうな感じがしているわけです。
 しかし、最後の第五点目、ここへ行きますと、前の、特に一番、二番あたりから見ると、急に空気が抜けたような感じがするんですね。ここへ来て急にがちゃっとおっこちてしまって、これは余りにも漠として抽象的に書いてあるので、このぐらいのことなら書かない方がいいのではないかというような気もするのです。この入試問題小委員会というものは、いろいろな参考人を呼んだりいろいろなことをされまして、今日まで長い時間をかけてきたのですが、私はその各会議に全部出ておりませんのでよくわかりませんが、そういったような過程の中だけでまとめられる、その中の議論をまとめるものである、それを逸脱してはいけないのだとするならばどうかと思いますけれども、しかし、先ほど鍛冶委員の御発言にもありましたように、私は、やはり入試の改善というものは、入試の試験制度だけをながめていたのではこれは抜本的な改善ができない。したがって、いまお話がございましたような大学の制度そのもののいろいろな制度改革、改善というものは当然でありますが、いま社会的によく言われております入学イコール卒業というふうな関係、日本の大学は入ってしまえば後はところてん式につるつると出られてしまって、卒業はちっとも苦しくなくて、こういうようなあり方は果たしていいかというような非常に社会的な批判があるわけですが、そういうことから見ても、入学イコール卒業ということではなくして、やはり卒業を厳しくしていくような、そういうようなことも何かの中で取り上げられていってもいいんじゃないか、私はこう思うのです。それからまた学歴社会ですね。この学歴社会、余りにも偏重するというようなことから今日のようなものが非常にひずみとして出ているわけなんですから、そこいらにももう少しメスを入れたことで中に加味されないか。そこまで触れることがこの小委員会の今回の報告なりそういったようなことから逸脱するんだということならばこれは別でございますが、私は決して逸脱していないと思いますので、あえて、それは各位の御意見をちょうだいいたしまして、もしそういうところまでも言及できるならば、やはり入れていただければ幸いだ、こういうふうに思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 石川要三

speaker_id: 17668

日付: 1977-11-15

院: 衆議院

会議名: 文教委員会入試問題に関する小委員会