福永健司の発言 (運輸委員会)

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○福永国務大臣 実は、この問うちの尖閣諸島におけるあの問題等と関連いたしまして、いま御指摘のようなことにつきましては、私どももいろいろ検討もいたしましたし、閣僚間でも意見の交換をいたしました。率直に申しまして、あのときに最もいい船を早く現地へやるようにという指令等も私、いたしました。ところが、正直に申し上げますと、北の方の問題であっちの方におったやつを、ないし太平洋の方におったのを急いで行けと言いましても、ずいぶん時間がかかる。妙なたとえてございますけれども、火か消えてからポンプが着いたようなことになってはというか、現にそういうこともあったわけです。それは抜かっているじゃないかというようにおっしゃるかもしれませんが、いままでのところは北も南も東も西もということには、それは一部考えてはおりましたけれども、それに対して完璧なまでの備えはなかったというのが率直なところです。でございますから、いま新しい海洋秩序のもとにおいてどうあるべきかということから申しますと、それは当然のことであり、ことに日本は世界の中での海洋国といたしましてそうであるべきだ、こういうように思います。
 そこで、古いやつは取りかえるとか新しいのをもっとつくるとかいうことで、新しい予算ができてすぐでございますので、これから来る年度の予算については、これはこれで配意するといたしまして、やはりここで、いままでもある程度考慮をしておりましたけれども、こういうことだけでなくて、さらに配慮すべきものである、そういうことになると、補正予算か予備費かとかいろいろ考えもあるわけでございますが、とても補正予算をすぐにやる、いますぐ通してもらってほしいといま言い出したらまた大変な問題になります。そこで、われわれといたしましては、もともとはそんなことは考えてなかったけれども、私は、尖閣列島の事件があったからどうというのではないのですが、それを言うと角が立ちますから、そういう物の言い方はいたしませんけれども、新たなる二百海里時代、新たなる海洋秩序のもとにおいてどうあるべきかということから申しまして、ぜひこの際増強する措置をとる、おおむね、まだ申し上げるのは多少早いのでございますが、内閣においてもそういうような考え方で臨もうという、表現がむずかしいのでございますが、気配がございます。
 そういうことでございますので、そういう考え方のもとに、私は、先ほど勇断というお話がございましたが、勇断ないしはそれに近いような気持ちでぜひ進めたいと考えます。実は、いろいろ具体的にも私、指令をいたしまして、船はどうする、新しいのはどうするという計画を立てるように、まだ私のところに全部は来ませんが、ちょうどその途中ぐらいにあると思いますが、できるだけ早く実施に踏み切りたい、そういうように思っております。

発言情報

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発言者: 福永健司

speaker_id: 33316

日付: 1978-04-19

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会