謝敷宗登の発言 (運輸委員会)
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○謝敷説明員 国際競争力の点につきましては、先生御指摘のように、世界のGNP、それから世界の海上荷動きから必要船腹量を出し、それから既存船腹の解撤を引いて純建造量をある期間にわたって算定するという計算式、推定式を使っておりますので、いかに複雑にやりましてもそういう基本的な考え方でございます。したがいまして、日本の建造量を出しますときに、先生おっしゃるとおりでございまして、国際競争力をどう分析するかというのが一つのポイントであろうかと思います。
この点につきましては、先国会におきましても、いわゆる第三国諸国の台頭、欧州諸国の助成等の議論がいろいろ行われましたが、その後、数字を調べてみますと、欧州諸国は、先生からも御指摘のとおり、いろいろ助成策をしておりますが、これは財政で支えているわけでございますから、いまはある限度に入っているわけでございます。また第三国の動きにつきまして、その後、検討してみますと、七六年をピークにして、やはりこれらの国といえども世界の船腹過剰あるいは海運マーケットの影響を受けて実績として下がっております。たとえば東南アジアの国とかあるいは南米諸国でもやはり下がっているということで、従来心配しておりました漸増ではあるけれども、右上がりのカーブでそのままいくということではないということが一応数字の上で出てまいりましたので、先生御指摘のような点で、今後、たとえば貨物船なりあるいは付加価値の高い船が少なくともこの数年は中心になってまいりますので、そういうものにおいては、競争力の点について過去ほどのシェアは持てないにしましてもそう落ちることはない。ただ需要が一般的に落ちますと、各国ともそれぞれいわゆる国の支えというのが入ってくるわけでございまして、そういう意味で最低のどきはかなりのところまで落ちますが、ある程度需要が回復してくれば、またシェアも過去の実績までは及ばないにしても回復するのではなかろうかというようなことで競争力を分析したわけでございますが、世界におきますシェアが幾ら幾らという率については、計算上のことでございまして、競争力についてはそういう見方で先ほどのような日本の建造量を出した次第でございます。