謝敷宗登の発言 (運輸委員会)

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○謝敷説明員 スクラップの問題についてお答え申し上げます。
 スクラップ事業につきましては、五十二年度予算で新しい転換事業先の一つとして、試行的に約一億四千万の補助金をもちまして取りかかったわけでございますが、実績としましては、約五千万円程度に終わったということで、その原因をいろいろ研究し、今後の施策の参考にしたい、こういうことで調査をし、やっているわけでございます。
 御案内のとおり、外国の中古船を購入しまして、スクラップをするという場合におきましても、スクラップの採算の問題がどうしても出てまいるわけでございます。当初、業界の首脳部が外国船の購入ということで、低利の外貨貸しを利用してこれに踏み切るというお話がありまして、たとえば共同会社設立の案等が真剣に検討されていることは私どもも聞いておりますし、内容についても承知をしております。ただ、その際におきましても、やはりコストの問題が出てまいりまして、一つは、外国船の購入価格、それから工事費、それから、それがくず鉄として備蓄され、売却できる期間の金利の問題、こういう問題がコストとしてあるわけでございますが、一つは、量的には大量に購入すれば購入価格が上がる、これをどういうふうに防ぐかという問題、それから売る方の価格は、大量にくずが発生しますとこれは下がる、これをどういうふうに調整して安定させるかという問題があるわけでございますが、そのほかに、どうしても金利負担なりあるいは公害対策という費用がかなりかかることがありまして、そういった意味で、現在、造船工業会としましては、量をどの程度にするかということと、それからどのぐらい自分たちのコストを下げ得るかという問題と、備蓄期間中の金利をどうするかという問題で、いま検討をさらに続けて、具体案をつくるべく努力をしているところでございます。
 いずれにしましても、外国船の購入価格の低利融資だけでは、どうもまだコスト的に採算がとれるというところまでいっていないというのが実情かと思います。

発言情報

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発言者: 謝敷宗登

speaker_id: 20373

日付: 1978-07-13

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会