中川一郎の発言 (農林水産委員会)
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○中川国務大臣 まさにそのとおりでございます。日本とアメリカとの総体的な貿易のアンバランスはありますけれども、その原因者は自動車とか鉄鋼とかいういわゆる工業製品によって赤字、日本にとっては黒字ができたものであって、農業が原因であることは全くないわけなんです。その点はアメリカも知っておりますし、これも福田総理が言ったのですが、黒字減らしのために農産物輸入をやるのではない。結局、言ってみれば、六十億ドル調整するとすれば、大部分、九〇%以上、九五%以上になりましょうか、恐らく一%程度じゃないかと思うのです。六十億ドルのうち最高いって五、六千万ドル、その程度のものですから、黒字減らしの効果もあらわれないんです。ですから、このことによって黒字減らしをするんだというのではなくて、姿勢の問題として、保護貿易に過ぎているのではないだろうか、よく見たら、農産物は保護貿易で仕方がないが、もっと買ってもらえる姿勢がありはしないか、こういうことになってまいりまして、私も、黒字減らしの責任を農業が負うというのじゃなくて、先ほど言ったように農村はいま作付転換の非常にきついときですから、それに故障であったり支障であったりしてはならない、そういうことにならない範囲内の協力はできるものがあるかな、こういう判断でこれに対処することにして、ああいうような結果になった、こういうわけで、黒字減らしそのものを農業でかせごう、こういうところから向こうも発想いたしておりませんし、こっちもそれで対応はできない、こういうことでこの問題をとらえておったわけでございます。