馬場昇の発言 (農林水産委員会)
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○馬場(昇)委員 いま大臣の答弁を聞いていますと、淡々として、農民の痛みというか心配というのは、そっちの方が心配するのが間違っているのだというふうにほとんど私には聞こえるのです。これは水かけ論になるかもしれませんけれども、まあ霞ケ関農業には影響ないかもしれませんがね、大臣。ところが、実際農民にとってみれば、本当に心配なんですよね。だからこれは、たとえばことしでも牛肉だって千トンふえておるわけですし、オレンジでも三千トンふえているわけですし、果汁も千トン五十二年度でもふえておるし、来年度からオレンジとか果汁とかは三倍とか四倍になるわけですよ。これが影響ないとは全然言えないのではないかと私は思う。これだけふえているんですよ。これは水かけ論ですから、結論としてさっき言われましたように影響があれば措置をするということですので、もうこれ以上追及いたしませんけれども、やはりそんな霞ケ関農業で、影響ないということではない、私はそういうぐあいに思います。しかし、これはもう、影響があれば措置をするとおっしゃいましたから、これ以上追及いたしません。
そこで、さっき質問したのに答弁がなかったのですけれども、結局、日本の農業がアメリカの犠牲になる必要はない、これはもうさっき大臣も言われたとおり、私と同意見ですけれども、本当にアメリカとの農産物の貿易によりまして、いろいろ日本の政策の問題は言いませんけれども、結果として大豆とか小麦とか飼料作物とかというのはどちらかというともう全滅の状態にいまなっていますよね。そしてこれもアメリカなんかから来ているわけですけれども、そうしてそういうものが全滅になっているときに残っているのが果樹、畜産ですが、これがまたどんどん入ってきて、これが全滅になったら、日本農業はもうなくなってしまう、こういうことも考えられるわけです。そして、いま日本は減反をしておりながらも、減反をするからと、米のことで外国に門戸を開放せよなんて一つも言ってないわけですし、アメリカの今後のこういう圧力というものに日本農業が犠牲になることはない。もうそうすると日本の農業は全滅するんだ、その辺についての御決意のほどを聞きたい。たとえば牛肉なんかどんどん入れてきたら日本の畜産が全滅します。飼料作物を千六百万トンも買っているわけですからね。飼料作物をとるのか牛肉をとるのか、本当にアメリカに開き直りたいという気もするわけです。そういう点で、絶対日本農業はアメリカ等の犠牲にはならないという信念でやっているんだ、こういうことをはっきり農民に言明しておかれないと、影響ない影響ないということでは、農民は安心しないと思うのですが、いかがですか。