小島静馬の発言 (文教委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小島委員 いままでの学校給食の歴史を見ながらつくづく感じますことは、これが児童、生徒の体位の向上あるいは健康の増進に非常に大きな役割りを果たしたことは率直に評価されてよかろう、かように思うわけでございます。それは栄養的な観点もございましょう。それからもっと教育上の効果として徳育の面に非常に大きな影響を持っている、これもいま局長からお話があったとおりでございます。
 それからもう一つの観点も率直に認めていいのではなかろうか。栄養等の問題もございましょうけれども、いま農政の中で非常に大きな問題になっております米の問題、国の大きな政策として減反までやって生産の調整をやっておるわけでございますが、考えてみますと、私ども戦前、戦中、戦後というものを生きてきた者にとりまして、これはある意味では非常にぜいたくな悩みでございます。食うに食えなかった三十年前までの日本の姿。ところがこのごろでは主食の米が余って仕方がない。ほかに食べるものもいっぱいあるというふうなことで、米の消費というものも一人当たりにいたしましてどんどん減っている。こういう実情の中で、私どもは、一つには生産の調整というような問題をどうやっていくかという面もございましょうけれども、同時に、国を挙げての消費の拡大というものを考えていくべきではなかろうか。
 全体的な風潮として、とかく米を食うとコレステロールがたまるとか体によくない、美容によくないとかというふうに言いますけれども、実はむしろこれは副食に大きな原因があるわけでありまして、副食が非常にぜいたくであった。戦前の、あるいは戦中の日本人というのはそんなに肥満体質の人はおらなかったわけでありまして、あるいは今日の中国人とか韓国人の体型を見ましてもそんなに肥満児、肥満体の方というのはおらないわけでありまして、むしろ副食に大きな原因があるのでございます。外国人、西洋人と比べましても日本人というのは非常にはだがきれいである、きめが細かい、そういうふうな面から見ましても、美容に非常に私は米食が効果があるんじゃないかと思うわけでございまして、何でも外来のものだけがいいんだということでない。もちろんビタミンがどうのこうのということになりますと、パンの製造の過程におきましてはそういうものを混入していって補うということができるでしょう。米はなかなかそれができにくいという面もございましょうけれども、やはりもう一度日本人の本来の主食である米というものを見直して、消費の拡大を図っていかなければならない。
 そういう傾向の中で、いまのままの学校給食を続けていきますと、最近米飯導入が言われ始めるようになったわけでありますが、これは国としても、農政だけでなく、国全体の経済の中で非常に大きな問題になってくると思うわけでございます。ですから、教育上の効果とあわせてこういった国の方の全体の政策に協力をしていく、こういうことを考えましたときに、もう少し積極的に米飯給食というものを取り上げていってしかるべきではなかろうか、かように考えるわけでございますが、そういう点につきまして、大臣もう一歩進めてひとつ御意見を伺わせてください。

発言情報

speech_id: 108405077X01619780421_023

発言者: 小島静馬

speaker_id: 18476

日付: 1978-04-21

院: 衆議院

会議名: 文教委員会