山下元利の発言 (予算委員会公聴会)

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○山下(元)委員 各公述人におかれましては、大変有益な御意見を承りましてありがとうございました。一々お伺いしたいところでございますが、ただいま委員長の御注意もございまして、時間の制約もございますので、私は大川公述人にお伺いしたいと思っております。
 先生には、予算の持つ資源配分機能というものを重視されまして、限られた資源で大きい社会的効用を期するという予算の機能について、私はまさにそのとおりだと思います。その点につきまして、特に昭和五十三年度予算につきまして一番問題になっております。公共事業か減税かという問題の設定についてはいいがか、ただその比較すべき内容について、単に有効需要の大小だけを取り上げている点に問題がある、むしろそうした資源配分機能から見ますところの社会的効用というもの、これについての比較がされるべきではないか、私はまさにそのとおりだと思うわけでございます。その点につきまして、いまお話のございました公的な社会資本の充実という、それを先生は集合的消費と言われた。それからまた、一般的減税とかいうふうなものの個別的な消費というものと対比せられまして、現段階においては集合的消費の方にも重点を置くべきではないかというような御所説だったと思います。先生の現段階においてはというお言葉は、これは昭和五十三年度予算についての御所説でございますけれども、私はこの点は長期的に見ましてもこの方向をとるべきではないかというふうに思うわけでございます。その点について、先ほど時間がないために、多少いろいろなケースについて十分な御所説を承れなかったのですけれども、そうした長期的な見通しにおいても、その社会資本の充実というものを日本においては図るべきだという観点からいたしまして、いましばらくこの点について御所説をいただきたいと思うのです。
 それからもう一つ、公共事業か減税かというふうな対比でございますけれども、私は、ここでそういう集合的消費というものを進めるという観点からいたしますならば、どうしても租税負担率の問題にぶつかってくると思うのでございます。先生は資源配分機能というものを重視されましたが、どうもいまの、これは五十三年度予算やむを得ないとは思いますけれども、景気調整機能というものが余りにまた多く出過ぎている面もあると思います。それについての御所説もお伺いいたしたいのでございますけれども、一体いまの租税負担率においてそうした公的な社会資本の充実は期し得るのかどうか。単に公共事業か減税かという対比は、いまの当面する問題における問題でありましょうけれども、租税負担率というものの増大を図るべき時期が来ているのじゃないか、そうしないと、いわゆる社会資本の充実も期し得ないのではないかという点において、私はさらにそうした集合的消費という問題を取り上げていきたい。先生の御所説に大賛成でございますけれども、その租税負担率との関係において、私はいましばらくお話を承りたいと思うわけでございます。
 限られた時間でございますので、以上についてお伺いしたいと思っております。

発言情報

speech_id: 108405262X00119780209_038

発言者: 山下元利

speaker_id: 996

日付: 1978-02-09

院: 衆議院

会議名: 予算委員会公聴会