小林進の発言 (予算委員会公聴会)
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○小林(進)委員 私は新田先生にお伺いをいたしたいと思います。
問題が五つ、六つございますので、項目だけ挙げて、きめの細かい先生のお教えを得たいと思うのでありますが、一つは、産業政策及び経済政策を考える際、今日の不況下では、従来のような市場経済に任せるだけでは何らの解決策も見出せないではないか。一定の社会的——先生は介入というお言葉をお使いになりましたが、社会的介入が必要である、これは決して統制経済ではないという御趣旨でございましたが、この社会的介入ということについていま少し具体的にお教えをいただきたい。これが一点でございます。
なお、第二点といたしましては、日本における戦略的産業構造の変革、たしかこういうお言葉があったと思いますが、ともかく戦略的産業構造の変革を考えなくてはいけない、その産業構造の変革として、土地開発並びに社会資本の蓄積、ストックというふうなお言葉をお使いになっておりますが、これは私どもも産業構造の変革というものは大変必要だと思いますけれども、具体的にどういうものかということがまだ見当らないで苦労をしておるところでございます。たまたま先生から土地開発その他土地資本のストックというようなお話、具体的なお示しがございました。これを少しいま一歩具体的にお聞かせをいただきたい。これが第二点でございます。
第三点といたしましては、これはきょうの先生の御公述の中にあったかどうかちょっと聞き落としましたが、従来の自動車あるいは家電というような突出型の輸出ではどうもだめだ、プラント輸出というものを考えなければというふうなことを、きょうでございましたか、あるいはいつぞやの先生の御講義の中で承ったのかもしれませんが、これも私はひとつこの際ぜひ承っておきたい。第三点でございます。
第四点といたしましては、景気浮揚としては、公共投資一本型などという単純なものじゃない、やはりそれは減税、年金、あらゆる総合的な政策をきめ細かく持っていかなければならないという御趣旨は、私は大変ありがたい。いま予算の修正をやっておりますけれども、これは大変有意義な御示唆をいただきましてありがたいのでございます。ありがたくちょうだいいたしまして、これは質問に入れませんが、大変ありがたい。そこで第四点といたしましては、その公共投資のあり方についてでございますけれども、政府の道路を中心とする公共投資、しかもそれは場当たり的な、場当たりという言葉があったかどうか知りませんが、公共投資ではだめではないか、早期に、かつ計画的な投資が必要なんだというお言葉があったのでございます。私は政府の今年度の予算を見まして、どうも景気浮揚のために、公共投資を途端に、一夜のうちに計画を変更しちゃって、三四%も伸ばしちゃった、あるいは公共投資の財投を三一%も伸ばした。ぐうっとあめを伸ばすように伸ばしたのでありますけれども、この公共投資というものが好、不況によって、単年度、単年度で伸ばしたり縮めたりされたら、受ける国民の側は一体どうなるんだ。私は、公共投資というものは、やはり年次的に、計画的に、恒久的に、ことし不景気だからといって道路をやったって、翌年になったら、景気が変わったから道路をやめたといって途中でちょん切られたら、受ける国民の側は大変迷惑な話でございまして、こういう点で、やはり場当たり的な公共投資のやり方は、どうも政府の考え方としては少し危険なのではないか。その意味において、先生は、やはり政策を考える場合に必要なことは中期的な計画、見通しを立てることであって、単年度の単なる積み上げだけでは問題の解決にはならない、経済発展の方向を明らかにする中期的見通しが非常に重要である。きちっとした中期計画でございますか、それを何かさっきのお言葉では、与野党とおっしゃいましたか、議会とおっしゃいましたか、含めてひとつ大いに研究といいますか練り上げることが必要なのではないかというお話がございましたけれども、私も大変感銘深くお聞きしましたので、これも含めてひとつお聞かせいただきたいと思うのであります。
以上でございます。