井上普方の発言 (予算委員会第一分科会)

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○井上(普)分科員 科学技術庁の予算を拝見いたしまして、私ははなはだ物足りないものを感ずるのであります。と申しますのは、いま未開発国と申しますか後進国におきましては、このアジアにおきましてもどんどんと追い上げが行われておることは御存じのとおり。しかも中国は、御存じのように、文化革命後四人組の追放を行い、技術革新あるいは科学技術の振興というのを大きな国是といたしております。しかも、中国には八億の人民があり、かつまた非常に優秀な民族である。そして政治体制としては社会主義という非常に効率的な政治体制をとっておる以上、わが国の科学技術水準に到達するのはもう目前であろうと私どもには感じられるのであります。その中において、日本が中国あるいはアジア諸国とともに善隣友好を重ねると同時に、いかに共存していくかというのは、大きな国家の目標でなければならないと思います。それには、どういたしましても科学技術について、日本の科学技術の将来はいかにあるべきかというビジョンがなければならないと思うのであります。
 この点について、予算案の説明には何ら書かれておりません。日本の今後の科学技術としてはいかなる方向に進むのが、世界平和のために、あるいはまた中国との共存共栄のために必要であるか、この点についてお考えがあればひとつお示し願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 108405266X00319780301_002

発言者: 井上普方

speaker_id: 18136

日付: 1978-03-01

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会