伊藤圭一の発言 (外務委員会)

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○説明員(伊藤圭一君) いま先生のお話にございましたように、国の安全保障にとりましては、単に軍事的側面というものだけで私どもは考えているわけではございません。
 で、わが国の国防の基本方針というのが昭和三十二年に国防会議において決定されております。その中の一番最初に挙げられておりますのが、近隣諸国との友好関係を確立するという外交を重視するということでございます。二番目に掲げてございますのは、いわゆる民生を安定し国力を上げて国家としての豊かな国にするということが二番目でございます。そして三番目に、必要最小限度の自衛力を持つということが基本的な線でございまして、国連が世界の平和維持に対して有効に機能するまでの間は日米安保体制によって安全を確保していくという方針になっているわけでございます。したがいまして、私どもは、この国防の基本方針から考えまして、外交と防衛というものはそれぞれの分野において機能しなければならないと思っておりますし、私どもがこれに対しまして考えておりますのは、外交は積極的に、そしてまた自衛力といいますか、軍事力の面では控え目にという姿勢だろうと考えておるわけでございます。
 しかしながら、この控え目な防衛力というものもやはりきちんとしたものでなければ、もし侵略が行われたときに、それに対処できるような防衛力でなければならないと考えているわけでございます。したがいまして、私どもとしましては、与えられた範囲、任務の範囲の中で有効に防衛力を発揮するのにはどのようにすればよいかということを常々勉強しており、そしてまたそれに対する施策を講じているところでございます。

発言情報

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発言者: 伊藤圭一

speaker_id: 710

日付: 1978-08-18

院: 参議院

会議名: 外務委員会