篠澤公平の発言 (外務委員会)

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○説明員(篠澤公平君) ただいまの渋谷先生のお話に、あるいは外務大臣からのお話もございましたことについてお答え申し上げます。その前に一言現状をごく簡単にお話しすることをお許しいただきたいと存じます。
 すでに御案内かと思いますが、中国との学術文化の交流につきましては、従前、主として民間レベルで実施されておりました。政府間での交流はまたきわめてある意味では限られて実施されたという状況でございます。たとえば留学生をとりましても、受け入れにつきましては、東大ほか東京外国語大学あるいは大阪外国語大学、私立では創価大学等を含めまして、現在二十三名の留学生が来ております。また、日本から中国の方への留学生でございますが、これは私どもしかと把握いたしておりませんけれども、法務省の出入国管理統計によりますと、昭和五十一年度の数字でございますが、技術習得または留学という目的をもちまして約五百三十人が中国へ渡航しているという実態があると伺っております。
 それから、学術の面におきましては、近年、地震学、プラズマ物理学あるいはレーザー等の関係につきまして、主として中国からの自然科学者の一行の訪日が非常に多いわけでございます。ごく最近では高エネルギー物理学あるいは宇宙航空関係の関係者の来日が多くなっています。また、こちらから中国に参ります領域につきましては、たとえば地震学あるいは外国語――中国語でございますが、そのほか農学などの領域につきまして、大学関係者が訪中しているという実態でございます。先ほど申し上げましたように、いずれにつきましても、主として民間ベースの交流ということでやっておるわけでございますが、ことしの秋ごろには学術振興会の招聘という形で中国の大学長等をお招きするということを現在打ち合わせているようなこともございます。
 その他のものにつきまして、若干省略さしていただきますが、青少年の交流だとかスポーツの交流もそれぞれ相当活発に行われておりますが、いずれも民間ベースということでやっておるわけで、ただいま先生の御指摘にもありましたように、これからの事態はこういう形ではいかぬということは私どもも承知しておるわけでございます。したがいまして、中国との教育、学術、文化の全面につきましては、現時点を踏まえて十分な対応策を考えておかなければならないということは考えておるわけでございます。
 先ほど外務大臣のお話にもありましたように、具体的に留学生という問題での外務大臣から文部大臣に対するお話もございました。私どもも承っております。留学生の関係につきましては、まだ人数の点で明確でない点もございますけれども、さらにいろいろな問題といたしましては、たとえばある程度人数が固まりましたものにつきましても、研究留学生か、あるいは学部レベルの留学生か、さらには大学院を超えた研究者の招致、留学かという問題につきましても、実は、これから詰めてまいるようなお話になろうかと思っておるわけでございます。特に留学生の問題につきましては、従前から受け入れについて非常に文部省としても気を使ってまいりました。留学の効果が十全にあらわれるように、これはやはり受け入れの問題が一番重要であるという認識を持っているわけでございますので、特に来年度の予算等から見ましても、特にその点を重点的に考えながら、これから積もる話に対応するような形で考えてまいりたい、寄り寄り内部で相談を詰めておる段階でございます。

発言情報

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発言者: 篠澤公平

speaker_id: 34406

日付: 1978-08-18

院: 参議院

会議名: 外務委員会