二瓶博の発言 (公害対策及び環境保全特別委員会)

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○政府委員(二瓶博君) CODをたとえば二分の一なら二分の一と、えいっとこうやるという手法がどうかということでございますが、実は、臨時措置法の段階におきまして、四十七年当時の二分の一にという線があったわけでございます。それで、これがその後三年たって調査をしたという段階におきましては、一三〇%の達成率ということで達成を見たわけでございます。で、問題は、私は瀬戸内海につきましても、この二分の一カット措置ということにおきまして、産業系排水につきましては言うなれば相当ぜい肉は落ちたと、こういう見方に立つものでございます。じゃ、ぜい肉が落ちたから、あとは肉から骨までえいっと切るというかっこうで、二分の一なり三分の一というものをアプリオリに決められるかということになりますと、今後はむしろ、そこはやはりいろいろな要因というものを十分に見きわめた上で決めるべきものではなかろうか。アプリオリ的に決めるということはこれは適当でないのではないか、こういう判断に立ったわけでございます。
 そこで、先ほど申し上げましたように、いろいろな要因という際に、今後やはり人口も伸びるでございましょう。日本経済もいまよりは伸びるわけでございます。安定成長ということではございましょうが、伸びるわけでございますから、やはりそういう産業の活動の伸びも見込まぬとおかしいであろう。さらに、排水処理技術というものも今後高度なものが開発されるでありましょうし、また、最新の、いま一部にしか導入されてないものがさらに広く普及していくという普及度というものもよく見きわめる、下水道の方の整備も見きわめる、そういうものを勘案しまして、法律にも書いてありますように、「実施可能な限度において削減を図ることとした場合」ということで、削減を図るんだよと、COD一〇〇%全面達成というのが将来の目標であるということを念頭に置いて、瀬戸内海をきれいにするということを念頭に置いて、削減を図るという意欲を込めて、五年後の目標を決めるのだということでございまして、アプリオリに二分の一とか三分の一とかいうふうに決めるのはいかがかと、こういう考え方に基づいていまのような仕組みを考えたわけでございます。

発言情報

speech_id: 108414205X01319780512_015

発言者: 二瓶博

speaker_id: 32339

日付: 1978-05-12

院: 参議院

会議名: 公害対策及び環境保全特別委員会