二瓶博の発言 (公害対策及び環境保全特別委員会)

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○政府委員(二瓶博君) 富栄養化の問題というのが出ますと、いつも燐と窒素というふうに対になって出てまいるのでございますけれども、窒素の方は、燐と違いまして非常にむずかしい問題が多々ございます。一つは、存在形態からいたしまして、燐の方の場合は大体全燐——トータルPでございますが、全燐と燐酸態燐と二種類ぐらいで大体分けられます。窒素の場合は非常に複雑でございまして、普通われわれ考えていますのでは大体四種類ぐらいに分かれております。トータル窒素、それからアンモニア態窒素、亜硝態窒素、硝酸態窒素というようなことで、非常に存在形態が燐と違いまして多様でございます。
 それから、除去の技術は、先ほど申し上げましたように、燐の方は凝集沈でん等によりまして、二次処理のほかにそういうことによりまして、薬剤処理等で相当落ちるめどができておりますけれども、窒素の方につきましては、これはそういう凝沈等の措置で簡単に落ちるというしろものではございません。非常にこれは大変な問題でございます。したがいまして、技術的な面につきましてはまだその辺のめどというものが残念ながら立っておらない、こういう段階でございます。したがいまして、今回は法律の書き方としては、「燐その他の政令で定める物質」ということで、将来窒素がという場合も政令で措置できるような法文にはいたしておりますが、当面それではやれるものは何かということになりますと、それはやはり当面は燐ということになります。もちろん窒素につきましては、今後とも研究開発というような問題につきましては努力をしていきたい、かように思っております。

発言情報

speech_id: 108414205X01319780512_021

発言者: 二瓶博

speaker_id: 32339

日付: 1978-05-12

院: 参議院

会議名: 公害対策及び環境保全特別委員会