加藤武徳の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(加藤武徳君) ただいま重ねての御質問で二点が指摘をされました。
 第一点は、参議院の定数のアンバランスが憲法違反ではないか、かような点でございました。御承知のように、昭和五十一年の四月に最高裁の判決が出ておるのでありまして、これは昭和四十七年の衆議院議員の選挙に関しての判決であったことは御承知のとおりでございます。そこで、その翌月に選特におきまして多田委員が法制局に御質問なさったその記録等も私は丹念に拝見をいたしたのでございますけれども、なるほど当時の法制次長であった真田さんが、その前段におきましては、一票の重みのことを表現はいたしておるのでありますけれども、しかし、その後段において、これは直ちに参議院に適用されるべきものではない、かような性格の答弁をいたしておるのでございますから、直ちに現在の定数アンバランスが憲法に違反する、かようには考えておらないのでございます。
 それから、第八次選挙制度、審議会のことにつきまして、ただいま総理が御答弁になったのでございますけれども、御承知の昭和三十六年以来第一次から第七次まで、昭和四十七年までいろいろ審議会におきましては答申なり報告をいたしておることは御承知のとおりでございますけれども、しかし、その答申や報告が実はほとんどと言っては言い過ぎかもしれませんけれども、実行されておらぬというのが現実の姿でございます。実行されない原因につきましてはいろいろあるでございましょうけれども、結果としては各党間の意見がなかなかまとまらないままに実行ができ得なかった、これが大きな原因であろうと思うのでございます。で、昭和三十六年に第一次選挙制度審議会が発足いたしましたときには、各党間の意見がまとまらないから公平な第三者でと、かようなことであったのでございますけれども、結果としてはいま申し上げたようなことでございます。
 そこで、やはり基本は選挙の基本に関しまする選挙制度のことでございますから、各党間の話し合いをしていただきますことが最重要である、かように認識をいたしておるのでございまして、先ほど総理の御答弁のように、各党間の話し合いを煮詰めてもらいますことが事を解決する最も近い道だと、かように承知をいたしておるところでございます。

発言情報

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発言者: 加藤武徳

speaker_id: 10286

日付: 1978-03-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会