宮澤喜一の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(宮澤喜一君) 基本的な問題としては、なぜわが国の輸出がふえるのかということは、わが国の製品が価格的にも非価格的にも競争力があるということ、これが基本的な原因だと申し上げざるを得ないと思います。それは長年の新しい設備投資とすぐれた労働の質によるものであるというふうに考えております。
価格的にもそうでありますが、非価格的と申し上げます意味は、品質でありますとかデリバリー、納入の期日が確実であるとか、そのようなことを含んでおると思います。したがいまして鉄鋼あるいはカラーテレビに見られますように、ある程度人為的な輸出抑制をしなければならないというような状況になっておるわけでございます。
その他は、河本大臣がいまお答えになりましたとおりでありますが、一言だけつけ加えるといたしますと、一般に円が高くなるということの結果、教科書的にはそれによって輸出が減り、輸入がふえるというはすでございますけれども、短期的には、円高がこれから先もあるということになりますと、企業家の心理としてはいわゆるリーズ・アンド・ラグスが起こると、輸出はなるべく有利なうちに契約をしていく方が得だと、輸出促進という動きになりますし、輸入は円が高くなってから買った方が得だと、むしろ輸入がおくれる、短期的には全く反対の現象が起こるということも考慮しておかなければならないと思います。