武藤山治の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して、トップバッターを引き受けましたので、きょうは、福田総理大臣を中心にして閣僚の連帯責任という立場に立って、的確な、明確な答弁をいただきたいと思います。
 総理も御承知のように、この臨時国会で総理の所信表明演説を聞いて、どの新聞も、ほめている新聞が一つもありません。「意欲だけが先行した首相演説」「説得力乏しい政府演説」「国民の胸に響かぬ首相演説」「あすの具体策欠く首相演説」「当面の施策を親切に答えない首相演説」、これは各新聞の社説であります。
 さらに、衆参両院の十名に及ぶ質問がありました。その結果についてまた新聞が報道しておりますが、協調と連帯を口にする総理が、答弁の姿勢の中で連帯と協調を感ずるような姿勢が全くない。対話をしようという、野党の意見に耳を傾けようという姿勢が全くない。いたけだかで、高飛車で、何か歯車が狂っているようである。自画自賛で、反省も、国民に協力を求める姿勢もない。これでは国民の胸になるほどと落ちないと思うのであります。
 なぜ総理は、従来のような姿勢から、今回このような指摘を受けるような姿勢にお変わりになったのでしょうか。体の調子でも悪いのでしょうか。それとも、総裁選が目の前に近づいて、精神的な不安、動揺が心の中にあるのでしょうか。それとも「首相にほしい思考する時間」、物を考える時間、総理のあの日程を見ると総理は一体本を読む時間などあるのだろうか、こういう投書が朝日新聞の十月一日朝刊の「声」の欄に出ておる。この三つばかり予想されるのでありますが、総理が、もっと中身のある、濃い、国民の聞きたい問題に国の最高権力者としての立場からもっと親切に具体的に答えられない理由は何でございましょうか、総理の見解をまず承っておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 108505261X00219781002_002

発言者: 武藤山治

speaker_id: 20160

日付: 1978-10-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会