武藤山治の発言 (予算委員会)
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○武藤(山)委員 過ぎたるは及ばざるにまさるという話ですが、国際収支がべらぼうに黒字になって、サウジアラビアの次に日本の外貨がたまり過ぎるということが国際経済の不均衡をもたらすのです。日本が黒字をたくさんためればいいことじゃないのです。総理、経済がうまくいっているというのは、常に均衡を保つということなのです。これは経済学の初歩じゃありませんか。均衡を保たないで、どこか突出部門が余りにも出過ぎたり、へこみ過ぎたりするということは、経済運営がうまくいっていないのです。経済というのは常に均衡を目指す。どうも総理大臣の経済観はそうじゃないのだね。国際収支が、たくさん外貨がたまったから経済はうまくいっているのだ、この感覚が間違いなのだ。総理は経済学をどこで勉強したのですか。一高ですか、東大の経済学部ですか。大蔵省の主税局や主計局だけで勉強した感覚で今日の世界経済は乗り切れませんよ。私は、やはり経済というものは、均衡ある発展をするところに経済の真のあるべき姿があると思うのだ。
経済を担当する経済企画庁長官宮澤さん、あなたの経済観はどうですか。