穐山篤の発言 (決算委員会)
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○穐山篤君 白書の関係については以上で終わりますが、どこの省にかかわらず、この間発表の運輸白書というものを十分に点検、確認をしていただいて、やはりいろいろな条件から考えてみて、公共交通の確保というものは非常に大切だと思うのです。ただ、率直に申し上げて、一つの事例ですけれども、国鉄の貨物輸送の問題を議論するときに、トラックなどの物流を無視するわけにいかない。あるいは今日の物流のシェアを見ましても、内航海運が占める割合というのは非常に強いわけですね。ですから、陸は陸、空は空、海は海というふうに独立して問題をとらまえたとするならばこれは有機的、効果的な交通問題の解決にはならないというふうに思います。ここは注文として、これから十分にそのことを考えていただきたいということだけ申し上げておきます。
さて、そういうふうな問題意識を持ちながら、次に国鉄の経営の問題について若干指摘をしたいというふうに思います。
過日、昭和五十二年度の国鉄の監査報告書が提出をされました。私どもも一通り読ましていただきました。それからごく最近は、会計検査院からの具体的な指摘事項もあったわけです。検査院の方の指摘は具体的ですから、その問題をどう処理するかということは方針さえ決まればどうこうすることはないと思いますが、五十二年度の状況でいきますと、やはり心配をしましたように、五十二年度も依然として八千三百三十九億円という赤字で年を越した。財政的には非常に――非常にといいますか、依然として、あるいはいままで以上に財政的には危機的な状況にあるというふうに判断をします。
そこで総裁にお伺いするわけですが、五十二年度の監査報告書に対しまして国鉄側の問題意識というものはどこに置かれておりますか、その点を最初にお伺いします。