伊藤茂の発言 (大蔵委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○伊藤(茂)委員 私は、日本が外に向けてそういう姿勢での努力をしていくということは、別の意味からいくと、日本自身が民主国家としての道をさらに強力に歩むということの証拠にもなるであろうということだと思います。
 次に、この法案に関係をいたしまして、二つお伺いをしたいと思います。
 一つは、アフリカ、ラテンアメリカそれぞれの地域への外交姿勢と、それからそれと裏表になると思いますが、経済協力の姿勢ということであります。
 たとえばアフリカの地域を見ましても、五十カ国近いそれぞれの国が今日の南北問題、そしてまた東西問題、両方とも複合した形での非常に複雑な状況に置かれている。十カ所近いところで不幸な戦火も交えられているというふうな状況であります。そうして、これは莫大な資源が存在している国であるというふうなことになるわけでありまして、いま大臣のお話もございましたが、それらの国々に対して従来の、数年前のように単にかせげばいいという姿勢で対応したら、日本とのかかわり合いの将来としては非常に大きな問題を残すということになるであろうと思います。
 私は、アフリカは遠い国ということもあって、国民的にも認識はそう深くはないという問題もあるわけでありますけれども、いろいろ話を伺って、読んでみまして、系統的な対アフリカ政策というものは一体わが日本国にはあるのだろうかという気もいたします。そういう複雑な状況の中で、どういうふうに外交、経済、経済協力、裏表の関係でどう対応されようとしているのかということをひとつ伺いたいと思います。
 私は当然ですが、今日のアフリカの状況から見て、新旧植民地主義とか外部の干渉とか独裁とか、当然でありますけれどもアパルトヘイトとかそういうことに反対をしていく、日本も国連決議には賛成をしたのだろうと思いますが、そういう姿勢のもとに対応していくということが当然必要だと思います。
 それから、これらの増資をしていくということと関連をして、それらの国際機関がより機能的に南北、東西の複合した矛盾に対して中立性、あるいはまた矛盾の解決の方向に貢献をしていく、そういう姿勢で運用されていくということが、これらの増資なりあるいは加盟している日本の立場としても当然基本的に主張していく立場であろうというふうに思うわけでありますが、特にアフリカの地域などについて、それらの両面伴った姿勢をどう考えてやっていかれようとしているのかということをお伺いいたします。

発言情報

speech_id: 108704629X01519790411_013

発言者: 伊藤茂

speaker_id: 9141

日付: 1979-04-11

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会