清水汪の発言 (内閣委員会)
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○清水政府委員 私からお答え申し上げます。
ただいま御引用の世論調査の内容でございますが、私どもも御指摘のことを十分承知をいたしているわけでございますが、世論調査自体のことにつきましてと言うよりは、むしろそこで出ております、回答された方々の挙げられた御回答といいますか、御意見といいますか、その点につきまして若干私どもの立場から見た説明をさせていただきたいと思います。
御案内のとおり、法制化ということに明確に賛成であるという回答は、一つの調査におきましては五七、八%というような比率のものがございますが、そのほかの数回の調査におきましては、おおむね二〇%台というようなことになっております。それに対しまして、第二の選択肢に答えている御意見でございますが、これを見ますと、元号は将来ともあった方がいいけれども、そのための方式と申しますか方法としては、たとえば政令で決めるということでもいいではないか、あるいは内閣告示の形でもいいのではないか、あるいはさらに、現在のように慣習的に使っていくということでもよいのではないかというような趣旨の御意見が表明されているわけでございます。
ところで、この三つの御意見についてでございますが、前々からも御説明申し上げていることの繰り返しになりますけれども、一つは政令でという方法は、現在の法体制のもとにおきましては、法律上の根拠がないのに突然にと申しますか、直接単独の政令で事を定めるということはちょっとできない相談であろうと思います。それから、慣習的に使っていくということでよいのではないかという御意見でございますが、この御意見のお気持ちは非常によく推察できるわけでございますが、現実的な方法として考えてみますと、現在の昭和という元号は、現にこれは存在をしておりまして、使われているわけでございます。先ほど総務長官のお話の中にも若干触れましたが、昭和の次ということが問題でございまして、昭和の次の元号をどうするかということにつきましては、実は慣習というようなルールがないわけでございます。そういたしますと、大多数の国民は昭和の次の元号もあってほしいということは望んでいるわけでございますが、要するにこれをつくり出すルールがないということになるわけでございます。そうした点を考えてみますと、先ほど総務長官のお答えがありましたように、政府としては、この国民の大多数の存続の希望にこたえる方法というものについては、やはり政府の責任としてこれは受けとめ、考えていかざるを得ないというような観点から、今回、その方法につきまして政府提案の法案をお願いし、国会においてその点を御審議いただくことが最も妥当である、こういうふうに考えているわけでございます。
それとの比較でよく出されますのは、ただいまの世論調査の中にもあります内閣告示でもいいのではないかという御意見でございますが、この点につきましては、いまの法案との比較で申しますれば、これはやはりルールというものは、国会において法案の形でお決めいただくことが最も明確でもあり、安定性もあるということで、ぜひこの法案の形でお願いをしたいというのが政府としての考え方と申しますか、したがいまして、いまの世論調査にあらわれた国民の方々のお考えに対する政府としての立場からの御説明ということになろうかと思います。