玉沢徳一郎の発言 (農林水産委員会)

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○玉沢委員 現状非常に厳しい就職状況にあるということが、これは数字で明確になっておるわけでございます。なおかつまた、海に生きる男はやはり海に職場を求める、これが適切な就職の場所がなければ、自分の漁村に戻って沿岸漁業をやるというのが今日の実態でございます。そうした場合に沿岸漁業を振興しなければならぬという水産庁の言うことはよくわかります。その方向で進めなければならぬと思うのでありますが、そこで、本年、この日ソ漁業交渉におきまして、昨年と同様漁獲割り当て量四万二千五百トンを確保をしたということは、努力は評価いたします。しかしながら、三十二億五千万円の協力費を払う、昨年の二倍近いものを。しかもソ連は、日本が日中条約を結んだということによって、非常にいたけだかに日本に対してあらゆる圧力を加えてきておる。今後、これがますます今度はこの開発をやって漁民を苦しめる、日本を苦しめるというようなことになれば、将来これは全部だめになってしまう可能性もあると思うのですよ。そこで、水産庁は沿岸の漁業を振興するというようなことにおきまして、沿岸の河川においてサケ・マスのふ化事業をどんどんやっておる、これはきわめてよろしいことであります。ところが、そこで問題は、沿岸漁業に帰ってきて仕事をやる場合におきまして、収入の道を与えてやらなければいかぬ、そうでなければ潜在的な失業と同じになる。減船対策によって船主はいろいろ補償をもらった。しかしながら、一般の漁民は就職状況が非常に苦しい中におきまして所得向上というのをやれないというのが現在の状況である。
 私は水産庁にお尋ねしますが、昨年沿岸漁業におきまして二十トン以下の漁船がアカイカを取るということを禁止した、これは資源保護という立場からはいいわけでありますが、資源保護をして、原状回復してまいりますならばこれを認めるんですか、どうですか、それが第一点。
 それから第二点は、サンマが回遊してくるわけですよ。九月ごろになりますと北海道の沖合いから来るわけでありますが、三陸沿岸に、千葉県の沖合いにまで来るわけです。二十トン以下の中小漁船に対して漁獲を認めたらどうだ。これは地先沖合いに出ていって魚をとる、それでいいわけでありますから、大型漁船だけに認めるということだけでなく、そういう方法を講じる考えはないかどうか、長官どうぞ。

発言情報

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発言者: 玉沢徳一郎

speaker_id: 24120

日付: 1979-05-24

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会