平林剛の発言 (予算委員会)
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○平林委員 ただ、今度の問題で、ロッキードのときもそうでしたけれども、私は非常に残念でならぬことがございます。どこかの記事で読んだんですけれども、日本の疑惑は海を越えてやってくる。それにつきまして私は非常に残念なことだと思うのですね。アメリカの方からやってきて、そして日本の疑惑の問題が議論される。日本自体にその自浄作用といいますか、こうした問題の出発点がなくて、海を越えてやってくる。これは私は、政府もそうでしょうが、われわれ自体も非常に残念であり反省をしなければならぬ点だと思うのです。
ロッキード社の不正献金問題について、私はあのとき、表面化した疑惑の徹底究明というのは非常に大事なことであるが、同時にその腐敗の根源にメスを入れて、制度的にも必要な対策を検討して実践すること、これを政府に迫ったことがございます。当時社会党としては、たとえて言うと不正企業の取引の停止の問題、あるいは国や地方団体の援助を受けている企業の政治献金は禁止するということ、入札制度の改善を図るということ、交際費の課税を強化して交際費の損金算入は原則として認めないようにすること、あるいは多国籍企業に対する合理的課税のための租税条約を締結すべきであるということ、日本の輸出入銀行やあるいは開発銀行、海外経済協力基金などの一定額以上の融資を受けている企業はこれを公開すること、これに伴いまして、財政投融資計画も予算形式にして全体の国会の議決対象にすること、いろいろなことを申し入れたことがございます。そのうち相当する問題の処理の進展を図られたものもあります。なお不十分なものもあります。
私は、そのときにもう一つ申し入れたことがございます。それは、国が直接購入する輸入の物資、資材、特に防衛関係のものについては、国の管理と規制を強化するための機関を設けたらどうか、商社の仲介を通さない直接輸入をしたらどうか、代行業務のようなことを、特に航空機のような防衛庁関係のような問題については避けたらどうか、こういうことの申し入れを行ったわけであります。文書で出しました。一九七六年六月十七日です。時の総理大臣三木さんにあてて出した。これに対するところの回答がありまして、特に最後に私が指摘した問題については、外国メーカーとの直接取引によって輸入する場合には、相手国の商慣習にふなれがあるから、いろいろ問題があることは承知しておるが、商社を通ずることについては、その取り扱いについて慎重にする、それを検討する、こういう文書の回答をいただいたのであります。ところが、これが実行されていないのじゃないのか。大平内閣というのは同じ自民党の内閣で、そうしたことを引き継いでいく責任がございます。この点につきましてどう措置されたか、これを私は聞きたいのであります。もし十分な措置がなければ、今後どういうふうにしたらいいかというお考えがあればそれを承りたい、こう思います。