山下元利の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(山下元利君) お答え申し上げます。
わが国周辺の北東アジアの情勢でございますが、ただいま外務大臣からも御答弁がございましたが、中ソの対立とそれから米国のプレゼンスとによりまして大規模な武力紛争が起こることは抑制されていると思う次第でございます。しかしながら、最近のソ連の著しい軍事力の増強に伴います米ソの軍事バランスと申しますか、そのバランスの変化につきましては、情勢は従来よりも厳しさを増していると考える次第でございます。いずれにいたしましても、わが国周辺の軍事情勢といたしましては中ソの対立、またいま御指摘のございました朝鮮半島の南北対立、あるいは極東ソ連軍の顕著な増勢等の注目すべき要因がございますので、これらにつきましては、わが国の安全保障にとって大きな関心事でございますので、引き続き注視の上、分析検討を行ってまいりたいと思っております。
なお、ソ連の太平洋艦隊の配備の現況でございますが、これは、現在、原子力潜水艦五十隻を含む潜水艦百二十五隻、巡洋艦十隻、駆逐艦級八十隻など、総隻数七百五十五隻、総トン数百三十三万トンの勢力を有しております。