仁杉巖の発言 (運輸委員会)

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○参考人(仁杉巖君) 去る十月二十三日、はからずも日本鉄道建設公団総裁に任命されました仁杉でございます。
 今度の鉄建公団不当経理の問題につきましては、国民の皆様初め各方面に多大の御迷惑をかけまして、まことに申しわけなく、この席をおかりして深くおわびを申し上げます。今後は一生懸命で事後処理、公団の再建等に尽力をしてまいりますので、よろしく御指導をお願いいたします。
 ただいま御質問の件につきまして、公団の体質そのものからこの事件が起こったのではないかという御質問でございます。私、着任いたしましてから、いろいろと内部事情等を調べてみたんでございますが、一つはやはり七割以上の者が、主として土木でございますが、土木、電気等の技術者集団でございまして、こういう技術者集団、技術者は非常に仕事に打ち込むという情熱、これがまた非常にいい特質でございますが、それがございますが、反面事務処理等に暗いという面がございました。御承知のように、青函トンネルであるとか上越新幹線のような大型プロジェクト、しかもかなり難工事の、世界的にも難工事であると言われるような工事を一生懸命で第一線の者は仕上げておるわけでございますが、事務処理について余り管理が行き届いていなかったのではないかというような感じがいたします。これが一つの基本の問題としてあったと思います。
 一方、公団の組織が、国鉄、それから新規採用あるいは他官庁からの出向というようないろいろな面がございまして、その間でいろいろと融和とかあるいは横の連絡、縦の連絡等をしておったようでございますが、今回の事件を反省してみますと、第一線の現地の動きというものを必ずしも本社が十分に把握していなかったのではないかという面がございます。これらは決してサボっていたとかいうことではございませんけれども、本社の方で現場の方の動きというものを的確につかんでいなかったのではないかということがございます。

発言情報

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発言者: 仁杉巖

speaker_id: 2530

日付: 1979-12-06

院: 参議院

会議名: 運輸委員会