垂水公正の発言 (外務委員会)
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○垂水政府委員 ただいま国際金融局次長の方からIMF体制についての先生の御質問に対してお答えを申し上げたわけでありますが、先生のお言葉の中にガット体制についての新しい対応策はどうしているのだという趣旨の御質問もあったと思いますので、その点について申し上げておきたいと思います。
御承知のとおり、また先ほど外務大臣も言われたとおり、第一次のオイルショックを契機といたしまして国際経済情勢というものは大変変化に富んでおりますし、かつまたわが国にとってかなり厳しいものになっているわけでございます。したがいまして、それに伴って主要国の中ですら、貿易の面について申し上げれば保護主義の動きが台頭してきているということは御案内のとおりであります。こういう環境の中にありまして世界の貿易の拡大と一層の自由化というものを進めてまいるのが東京ラウンドの交渉の目標であったわけでありまして、このたび七年にわたる交渉が妥結をしたわけでございます。
この東京ラウンド交渉の結果、関税と非関税という両分野におきましてかなりの広範な貿易障害の軽減、撤廃に関する合意ができ上がった、かように私どもは考えておりますし、今後の国際貿易のあり方を律するいわばルールが形成されたものと、かように考えておるわけであります。したがいまして、これによって、貿易の分野におきましてはガットの機能が従来に比べて一段と強化、改善されるということが期待されておるわけでありまして、ガットがこの面で果たしていく役割りは大きくなっている、かように考えておるわけであります。
そういうこととの関連におきまして、まずもって主要参加国の一翼でありますわが国といたしましては、東京ラウンド交渉の成果の誠実かつ早期実施ということが、期待されている開放的な貿易体制の確立ということに貢献するところがまことに大きいものと、かように考えております。
一言あえてつけ加えますならば、この東京ラウンド諸合意の成立によってガットの面での作業のすべてが完了したと私はもちろん思っておりません。残されたガットの問題というのは、先生御承知のとおり、ございます。それらについても対処して、ますますガットの機能強化を図ってまいる必要がある、かように考えておるわけであります。