馬場昇の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○馬場委員 大臣も御承知と思いますけれども、昭和五十一年に実は熊本地方裁判所は、こんなに滞留者が多いということは水俣病の認定申請処理業務について不作為の状態、違法の状態だ、こういう不作為違法の確認の判決を出しておるわけです。言うならば、環境庁の委任事務ですから熊本県がやっておるわけですけれども、熊本県知事は違法状態をこの認定業務で犯しておるのだ、こういうふうな判決があったのは御承知のとおりでございます。
 そこで、いま五千二百六十一名熊本県だけで未処理がある、こういうことですが、実は五十四年度の未処理も大体五千件を超えている。五十四年度の未処理も五千件、五十五年度の現在の状況でも五千件、その滞留者は減っていないのです。いま部長は、百五十人検診、百三十人審査体制でいきますと、四年後には現在おる者は解消するということでしょうが、実はどんどんふえておるわけです。だから、ふえたら速やかに救済するというのが精神ですよ。ところがもう全然申請が減らない、こういう違法状態が続いておるという状況でございます。これは一日も早く解消しなければならぬわけですが、やるやると言って全然進んでいないわけですよ。こういう点、違法状態を行政がこんなに犯しておる――五十一年に判決が出たわけで、その前も犯しておる、判決が出た後でも五年間もこういう滞留者がおるということ、この違法状態を続けているということは、行政の怠慢だという裁判所の判決ですから、こういうことについて一日も早く解消するような手だてをやはり講じて、熊本県と一緒になって環境庁はやるべきだと思うのですが、その辺について、具体的には長官なかなかお考えにならないと思うのですが、行政姿勢として一日も早く違法状態を解消するよう努力する、そのことを事務局にも命じて、熊本県にも援助してやるという抜本的な解消策というのをつくっていただきたいと思うのですが、いかがですか。

発言情報

speech_id: 109104209X01219800513_004

発言者: 馬場昇

speaker_id: 10581

日付: 1980-05-13

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会